お返事 ページ22
寒さが厳しくなる12月。
｢ウェー…土味、ハズレ…｣
｢石鹸味だわ…洗濯機ってこんな気分？｣
｢僕のはなんだろう？｣
3人は談話室で百味ビーンズを食べていた。
土味が当たったアルバスはウェーっと舌を出す。
｢ねぇ、2人はいつから帰省するの？｣
Aが水を飲みながら言う。
石鹸と水って本当に洗濯機みたいだ！と、スコーピウスは思ったが口には出さなかった。
｢僕は25だ｣
｢あら、一緒ね！スコーピウスは？｣
｢僕も25さ！だから一緒に帰ろう｣
｢もちろん｣
｢でもクリスマス休暇が始まれば暫く会えないだろうな｣
｢そうね。でもフクロウ便を飛ばすわ｣
｢必ずだよ？｣
｢忘れるわけないさ｣
約束を交わし、笑い合うアルバスたちは、きっとホグワーツの誰よりも仲がいいだろう。
｢あ、そういえばね、おばあちゃんからお返事が来たのよ。この前の手紙の｣
｢そうなの？なんだって？｣
｢ステキなお友達に恵まれてよかったわね、大切にしてね、と、書いてあったわ｣
｢なんだか僕らも嬉しくなるな｣
｢ふふ、そう？2人は返事したの？｣
Aが聞くとスコーピウスはローブから封筒を取り出す。
｢学校が楽しそうでよかった、2人にもよろしく伝えてね。またアルバスとAに合わせてね、と書いてあったよ！｣
｢それはいいわね、私も是非会いたいわ｣
｢僕も返事が来たよ。母さんは大切にしなさいねって。でも父さんはなんだか少し心配してるみたいだ｣
アルバスは手紙を見直す。
スコーピウスは“あー…”と何か言いたげにした。
｢…僕のせいかな…？｣
スコーピウスのその言葉をアルバスは間髪入れずに否定する。
｢違う、君のせいじゃない！例え…父さんが君を悪く思っても僕は君とは離れない。Aとも｣
その言葉にスコーピウスとAは笑みを零した。
｢ええ、私も。あなた達がいれば十分よ｣
｢僕もさ。父さんは何か勘違いしてるだけさ｣
本当にお互いがいればもう何も要らないぐらいに3人の絆は切っても切れないものへと日が経つ度に姿を変えていくのだった。
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ななや(プロフ) - 譜面さん» 貴重なご意見ありがとうございます！喜んで頂けて嬉しい限りです！落ちの方は検討させていただきます！ (2022年6月17日 6時) (
レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
譜面 - スコーピウスが好きなのでスコーピウス落ちが見たいです！呪いの子作品ありがとうございます！ (2022年6月16日 23時) (レス) @page5 id: 7872d75835 (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - ハッピーさん» 貴重なご意見ありがとうございます！私も原作を見て迷っていたので同じ方がいて良かったです！検討させていただきますね♪ (2022年6月14日 6時) (レス) id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
ハッピー(プロフ) - 孫世代の物語は中々ないので、初めて見た時は感動しました！個人的には原作のスコーピウスとローズの組み合わせが好きなので、落ちはアルバスがいいです！ (2022年6月14日 6時) (レス) id: 3e57b9a24e (このIDを非表示/違反報告)
ななや(プロフ) - ただの炭素さん» 貴重なご意見ありがとうございます！ハリポタの世界を崩さないようにかんがえたので嬉しいです！落ちの方は検討させていただきます！ (2022年6月13日 23時) (レス) @page2 id: 1c4dcb9b3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななや | 作成日時：2022年6月11日 12時
