第1話『転校生』 ページ2
彩side
今日は私のクラスに転校生が来る。
翼が転校してきた以来の転校生だから、みんなは期待していた。
翼は超美少年で、勉強もスポーツもできるから大人気。
そんな翼が転校してきたら、誰だって次の転校生にも期待してしまうもの。
噂によれば女の子らしい。
私は、正直転校生の顔やスペックはどうでもよかった。
目立つ感じの人ならあんまり関わらないようにしたいし、大人しそうな人だったら頑張って声をかけようと思う。
チャイムがなって、朝のHRが始まる。
担任の薫先生が教室に入ってくると、みんなは自分の席につき、口を閉じる。
薫先生の後に続いて、転校生の女の子が教室に入ってくる。
その子の第一印象は、髪が綺麗な子って感じだった。
腰まで伸びた綺麗な黒髪以外は特になんの特徴もない普通の女の子。
「今日は、転校生を紹介します。名前は神崎杏奈さんです。」
神崎さんは緊張しているのか、少し俯いて、唇をきゅっと引き結んでいた。
「神崎さん、軽く自己紹介できる？」
薫先生の言葉に、神崎さんは頷いて、少し顔を上げる。
緊張しているのがもろに伝わってきて、なんだか私まで緊張してしまう。
「神崎杏奈です。え、えっと・・・」
何を言えばいいのか分からなくて困っているのか、そこで一度言葉が途切れる。
緊張しいなのかな？
頑張れ。
私は心の中で応援しながら、神崎さんに視線を送る。
「お、お友達がたくさん欲しいので、たくさん話しかけてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします・・・！」
なんとか無難な自己紹介にまとまり、私たちは拍手をする。
なんか、結構可愛いかも。
「じゃあ、神崎さんの席は美門の隣だから。彼も最近転校してきたから、転校生同士仲良くしてください」
薫先生の言葉に、佐田真理子が目をギラっと光らせる。
大人しそうだし、佐田真理子のターゲットにならなかったらいいけど。
神崎さんは翼の隣の席に座り、ちらっと翼に目を向けた。
すると、翼と思いっきり目が合い、神崎さんは少し頬を赤くして俯いた。
照れてるみたい。
たしかに、あの美貌に見つめられたらああなるよね。
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アーヤ(プロフ) - 住滝良さんのと、少し文が違って「ここ、本文あれだったよなw」って楽しいです！ (5月11日 21時) (
レス) @page47 id: d9605ef4e5 (このIDを非表示/違反報告)
アーヤ(プロフ) - すごく面白いです！このまま、ストーリ続けてください。（あれ、完結してたっけ？）少しだけわがまま言うと、kzの皆は彩の親友（恋人？）ダァーッ！ (5月11日 21時) (レス) @page37 id: d9605ef4e5 (このIDを非表示/違反報告)
桜＠ひなた - 面白すぎです！私はアーヤと若武推しです！ (2023年2月12日 10時) (レス) id: fb711c9d23 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - まこさん» ありがとうございます！！黒木くんかっこいいですよね！ (2020年10月30日 23時) (レス) id: 2b665a7700 (このIDを非表示/違反報告)
まこ - すごく面白いです！ 私も黒木くん推しです！ 更新待ってます！ (2020年10月30日 17時) (レス) id: e335c0e9f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：澪 | 作成日時：2020年3月13日 20時
