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＊
「……その心は?」
「否定しないんだな。」
だって、その予想は正解だから。
「ずっと引っかかってたんだ。この植物たち、なんで全部つる植物なのかって。
始めは違和感というか、そういうのが好きなのかな、変わってるなくらいだった。
でも、なぜかテヒョンにこれらを植えてる理由を言わなかった。
その日からずっと考えてたんだ。
緑化目的じゃない大量のつる植物。
ヒントは電圧盤。
……火でも、放つつもりだった?」
「…………全部ばれてるじゃないですか。」
思わずため息が出た。
ホソク先輩やグク君から彼―ナムジュン先輩は優秀だと聞かされていたが。
いつかユンギ先輩とお話ししたときに『アイツに隠し事はするだけ無駄』と教えられたのはこういうことだったのか。
「でも、これだけは分からなかった。動機だ。
あそこまで教師寄り中立の立場を貫いていた君が、なんで急につるの手入れをやめ伸ばし始めてこんなことをしようとしているのか。」
能力にも暗示にもかかってないのに、不思議とすぐに口は動いた。
「昨日お話しした兄ですよ。
私はこんなですけど仲は良くて、訃報もただただ信じられなくて。
教師側が私を呼びつけて訃報報告をしてきたので、あぁ、知ってたんだって思って。
元から私は学校の味方をする気はなかったし、そんなしれっと告げられるほど兄の命は軽くないので、腹いせに校舎でも壊して逃げてやろうかと。
私が逃げたとしても、それを公にするとこの学校の真相まで公にしなきゃいけなくなるので、1人くらい見逃してもらえるんじゃないかな、と。」
「なんで、そこに俺たちを入れてくれなかった?」
「てか、そんなことしてお前が逃げたら同じ園芸部員の俺たちはどうなるんだ。」
「てかそれ、すごい面白そうだね!俺たちも混ぜてよ!」
「こらテヒョン、遊びじゃないんだぞ。」
「じゃあAさん、こんなのはどう?
まず指導教師を命令でここまで連れてきて拘束する。
そして保険医を気絶させとく。
その目の前で火を放って逃げる。
そしたらきっと近隣住民が消防に通報するし、保険医のカプセルの力が切れた生徒は逃げることもできる。」
「俺たちだけじゃ教師の能力に抗えない。
Aだけじゃ大人の男性を大勢には相手できない。
両方が協力して初めて可能になる。」
「さぁ、どう?
いい提案だと思わない?」
私の前に立つジン先輩。
「……皆さん、私に力を貸して下さいませんか?」
7つの声が奇麗に揃った。
「もちろん。」
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