四十話 お天気雨 ページ44
私、何やってんだ
歌い手と関わらないようにしようって、
関係を持たないようにしようって、思ってたのに
『自分で逃げ道塞いでどうすんだよ…』
ポタッ
ポタッ
__________
??side
やっぱり、不審に思う
あいつと椿は関連性が高いんじゃないかって
本人じゃなくても、あいつは何か知ってるんじゃないかって
先程降ってきた雨に傘をさしながら歩く
お天気雨なのか、太陽はまだ出ていた
そういえば、こんな日は狐の嫁入りとか言ったかな
くだらないことを考える日もアリだなと思いつつ足を進める
___そろそろ帰ろうか
そう悩んでいた時、
独り立っていた
あいつが電柱にもたれかかっていたのだ
_____ _____
…
気がつけば、お天気雨が降っていた
泣いていたいたわけではなく、雨音がしたのはそのせいか
近くにある、電柱にもたれかかる
すぐ横には椿の花が咲いていた
『……″君も″、散るのかい?』
枯れかけてる花に問いても返事がないのはわかってる
椿ハナの代わりに足音が聞こえた
__________
No side
お天気雨という摩訶不思議な現象と
謎過ぎると言っても過言ではない少女
異様な組み合わせではあるが、それらはひっそりと運命という形を変えようとしていた
「……」
その青年は息を止めそうになった
幻覚が見え始めているのだろうか
″椿″と椿が並んでいたのだ
雨に打たれながら、水滴を払うように
『……あ』
声を漏らしたのは少女の方だった
「なぁ……本当に_____」
青年はやめた
少女に問うのを。
例え答えがあっていても彼女は必ずNoという答えを出し、また人目につかない所へ去ってしまう
そう、考えたから
また、少女も1度は青年を見たものの、華から目線を外すことなく、青年が立ち去るのを待っていた
だがしかし、冒頭に戻る
少女が阻止する運命も青年が正体を知る運命もすべては″今″に任されている
どちらかが動けば未来はずれる
それを分かってでも進んだのは_____
四十一話 相合傘→←仲良し小好しでどっこいしょ!アンケートやるぜ
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みつき(プロフ) - ツンデレですねww (2017年3月9日 21時) (レス) id: 4dc5fcc93c (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - みつきさん» ま「べ、別に欲しいなんて思ってないし」そ「何か違う」ま「じゃあツンデレってなんですか!」『知るわけないでしょ』そ「こういうこと」ま「これもツンデレに入るの!!?」 (2017年3月8日 23時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - アリスさん» う「夢の国行こーぜ」坂「うぇーい!」ま「わいわい」そ「きゃあきゃあ」う「そらるさんのきゃあきゃあって何、かわいいけどさ」ま「きゃあきゃあ」坂「きゃあきゃあ」そ「後で作業十倍やれよ」う「ドンマイwww」ま・坂「うらたさぁぁあん!」 (2017年3月8日 23時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 悠さん» 坂「わぁお空に飛行機雲が浮かんでるよー」う「あっちはわたあめみたいな雲だー」ま「これが現代の成人男性なんですね」そ「何も見るな」ま「はい…」 (2017年3月8日 23時) (レス) id: 9351c6d4fb (このIDを非表示/違反報告)
みつき(プロフ) - そらるはもっとツンデレですよww (2017年3月6日 18時) (レス) id: 4dc5fcc93c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎 | 作成日時:2017年1月8日 22時