君色に染め上げて【さところ】

6.デート中【るぅと編】 ページ6

ころんside

はぁ…なんでこんなことに……
つい3日前、るぅとくんが
僕のことが好きと皆の前で
カミングアウト。
で、こんなことになった。

今はるぅと君がチュロスを買って来て
くれてる。僕は座ってろって。

る「ただいま。はい。ころちゃんの」
こ「あ、ありがと。」
る「ころちゃんのが苺味で僕のが
　 普通の。食べる？」
こ「食べる…(ヨダレ)旨そう…
　 あっラーメンあるじゃん！」
る「ハハッ…そんなに食べるの？」
こ「おう！」

…って何やってんだ？
俺はさとみくんが好きなんだぞ？
なにるぅとくんと仲良くして…
でもメンバーだし、それが普通か。

る「はい、あーん」
こ「は？自分で…」
る「今はデ・ー・ト・中・！！」
こ「はい…」

【パクッ】
恥ずかしい…
こんなとこさとみくんに見られたら…
いやだ。

る「ねぇ、観覧車乗ろうよ」
こ「え？あ、別にいいけど…」

…この選択が、僕にとって
最悪な選択だった。やめていれば…

【〜観覧車〜】
る「高い〜！」
こ「僕高所恐怖症なの忘れてた…」
る「そっち行こうか？」
こ「いい！いい！！大丈夫です！」

高ぇ〜っ(汗
まじ無理…………

る「ねぇころちゃん。」
こ「ん？」

るぅとくんが立ってたから
僕は視線を高くした。
でもその判断が間違ってた。




………キスされた。
好きでもないのに。


観覧車は下について、
僕はすぐ降りた。
で、もうさとみくんが待ってる所に
猛ダッシュ。



……ほんと最悪。

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