54個 ページ4
「正解でーす
噂では、グルッペン･フューラーはドイツ語でナチスの最高集団指導者より来ていると言われています。
また、オスマンは、先ほど仰っていた通りオスマン帝国で、
ひとらんらんはヒトラーなどを元に作られたと言われています」
結構有名なの多いなぁ、と思いながらぼーっと話を聞いておく。
ru「なんでコンちゃん分かったの？」
こそこそと話すレウさんに気がつき耳を傾ける。
con「ひとら、がヒトラーみたいだな、って思っただけだよ
ほとんど勘」
当たってよかった、と静かに笑うコンタミ先輩。
「さて、次で最後になります！
シュラハトでは、鬱様の彼女が沢山居ますが、最大人数は何人でしょう！」
え、そんなんええんか。
てか、そんなのどうでも良くて聞いたことないんやけど
rd「ただのクズなんだけど？」
分かんない、とはじめから渡しに頼んでくるらっだぁ先輩。
私も知らないよ、と眉を下げる。
皆でうじうじやっているうちに時間は来たのか、壁に挟まれてしまった。
md「ｩｴｰ」
「正解は、48人と言われています。残念でしたね〜」
壁から解放され、変えるよう促される。
出口へと向かおうとした瞬間、腕を引かれ転んでしまう。
kyo「は？」
真横にいたきょー先輩はいきなりのことに驚いたのか口を開き固まる。
嫌な予感、これかぁ...
「あのさぁ、また男遊び？飽きないねぇ」
くす、と笑われる。
また、ってことはそういう噂を流されたんやろうな。
つくづくなんでシャオロンが私に告白したのか分からんわ。
「あは、図星で何も言えない感じ〜？てか、フード被ってんの何？キモいんですけど〜」
ケラケラと女子生徒が集まり笑う。
「しかも？また小杉チャンに恥かかせたらしいじゃん」
ああ、と文化祭のことを思い出す。
あれは私が悪いんじゃないと思うんやけど
「きもいわ〜、そういうことして男集めるんだ」
女子生徒の重なっていく言葉に怒りを感じたのかきょー先輩が反論し出す。
しかし。
「あ、大丈夫ですよー、教育なんで〜」
「お兄さんは私たちと遊びましょー？ね？」
女子生徒は怯まず笑うだけ。
「で、ウザいんだけどさ」
そう言い渡してきたのはカッター。
目の前にカチカチ、と刃を出したカッターを突き刺される。
「私たちはわざわざ手を染めてまであんた殺したくないわけ。
でも、死んでほしいからさぁ」
自′殺してくんない？
目の前の女子生徒は楽しそうにそう言い笑った。
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作者名：咲々姫 | 作成日時：2021年1月14日 22時
