パパ風邪をひく(翔)リクエスト ページ43
翔サイド
はあぁ
盛大にため息をつく。
帰り着いたのは時計の針がとっくにてっぺんを過ぎたころ。
一旦動きを止めると、2度と動けないと思った俺は、バスルームに直行してシャワーを浴びた。
そして、今、ソファにやっと腰を下ろしたんだけど…
「やっべーな…」
こんな言葉が口をつく。
それは自分の体が危険信号を発しているから。
ここ数日、例の病院でのゴタゴタが元でストレスがあったし、そのことで和ともひと悶着あった。
その上、出張があってその間の業務の蓄積…
体調不良の原因は上げたらキリがないくらい。
「風邪なんて引かなかったのにな…」
言っても何の役にも立たないようなことを言ってみる。
目を瞑れば、浮かんでくるのは和や潤の顔ばかり。
しんどい顔なんて見せらんない…
そんなことを思いながら、いつの間にか意識を手放していた。
ゆかサイド
朝、いつもの時間に起きてくると、ソファに大きな塊。
えっ？翔にぃ？
びっくりしたけど。
そっか、昨日遅かったんだよね…
って、思い出した。
翔にぃは本当に忙しい人。仕事はもちろん、子どもたちのことも絶対に手を抜かないし。
いつも全力って感じで動く人だから。
まあ自分のことは苦手みたいなんだけど…
そんなことを思いながら、脱ぎ散らかされたスーツや置きっぱなしにされた鞄を片付ける。
やっとそれらのことが終わって、キッチンに入って朝食の準備をしようと動き始めたら、
"ｶﾞﾀﾝ"
って、大きな音がして。
振り向くと、翔にぃがリビングの真ん中でしゃがんでて。
「翔にぃ！」
慌てて駆け寄ると、
「あぁゆか…
大丈夫。何でもない…いきなり動いたからクラっとしただけだから」
って。
翔にぃの嘘つき…
私が触れた一瞬でも分かる位、体は熱いよ？
それに声も掠れてるし、顔色も悪い。
家族の誰が体調悪くても、１番心配してあれこれ世話をしてくれる人なのに。
こんなに体調悪くても、頼ってくれないのかな…
そう思ったら、何だか悲しくなって来ちゃった。
でもきっと翔にぃなら、何かして欲しいことがあったら自分から言ってくれるはず。
そう思って、
「翔にぃ、何か私にできることあったら言ってね？」
それだけ言って、朝ごはんの準備に取り掛かった。
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虹(プロフ) - 智宮SKさん» 智宮SKさん、返信ありがとうございます！良かったー(*^O^*)気に入って頂けて。また機会がありましたらリクエストお願いします！これからもどうぞよろしくお願いします(^o^ゞ (2018年12月8日 23時) (
レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
智宮SK(プロフ) - ありがとうございます！先程読ませていただきました。こんなに早く作っていただけるとは思っていなかったので驚きです！家族の優しさと暖かさに溢れているとっても可愛い作品で、心が暖かくなりました。これからも応援しています！ぜひまたリクエストさせてください！ (2018年12月8日 22時) (レス) id: 386f8f3e08 (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - 智宮SKさん» 智宮SKさん、リクエスト終了しました。part7で公開しています。ぜひご覧下さい。ご希望に添えてると良いのですが…(*^O^*) (2018年12月8日 22時) (レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - 桜＊潤さん» 桜＊潤さん、コメントありがとうございます！可愛い診察、伝わって嬉しいです♪話を無理やり繋げてしまいましたけど、こちらも伝わって良かったです。これからもよろしくお願いします(^O^) (2018年12月7日 14時) (レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
桜＊潤(プロフ) - 翔パパが体調崩すのは珍しいけど色々あったからだろうけどね。でも可愛い診察されたら回復も早いよね。 (2018年12月6日 19時) (レス) id: ed324fff49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹
| 作成日時：2018年12月5日 16時
