大変なの？(和也) 5 ページ9
翔サイド
和は食欲なくてたくさん残してしまったけど、対照的に潤の食欲は旺盛で黙々と食べている。
だけどさっきから、時々カクンてなってて。
「じゅーん、眠い？もう、ごちそうさましようか？
手に持っているスプーンを取ろうと引っ張ると、ハッとした顔をしてまた食べんの(笑)
そのうち、お茶碗の縁に唇を寄せたまま動かなくなった(笑)
不謹慎と思いながらも素早くズボンのポケットからスマホを取り出しパシャリ。
可愛い姿を写真に収めてから救出(苦笑)
「翔にぃ、なにげに酷いよね？てか俺にもそれ送ってね」
「雅紀も十分酷いわ(笑)」
口の中に食べ物が残ってないことを確認して、口回りを丁寧におしぼりで拭いた。
「和、おいで。一緒にお昼寝しよう」
和室に敷いてある布団の上に潤を寝かせ、ズボンだけスエットに履き替えさせる。
「ほら、和もこれに着替えしな？」
スウェットを渡してやると、着替えを始めた。
「いっぱいお昼寝したら元気出るからな」
ｺｸﾝ
頷いて、コロンと横になった和。
ゆかサイド
子どもたちがお昼寝して、翔にぃも仮眠を取りに部屋に行った。
「コーヒー淹れるね？」
「ありがとう。静かだね、みんなが寝てると。何か昼間からこんなに静かだと変な感じ」
「そう？私は和が幼稚園に行ってた時は潤がお昼寝したらいつもこんな感じだったから普通だよ？」
「そっか、俺が昼間あんまり家にいないからだね」
最近はまーにぃが居てくれるから私は退屈しなくて済む。
色んな話をして楽しく過ごしていると、
『ぎゃあああああああ！』
和室から聞こえてきた叫び声。
「和だ！」
慌ててまーにぃが立ち上がり、和室にバタバタと入って行った。
「和、どうした、大丈夫だよ？夢見ちゃったのかな？
可哀想に、よしよし」
声を掛けながら、優しく優しく背中を撫で膝に跨るように座らせるまーにぃ。
「うわーん、っんく、ﾋｸｯ、ﾋｸｯ」
目も開けずに泣き続ける和。そのまま、まーにぃの胸に顔を押し付けて、また眠ってしまった。
そっと布団に横にならせ、背中をぽんぽんとリズミカルに叩いてあげてる。
暫くすると完全に眠りの世界に戻っていった和にホッと胸を撫で下ろした。
「どうしたんだろうね」
「う〜ん、わかんないけど子どもならそういうこともあるんじゃない？
続くようなら心配だけど智にぃが帰ってきたら聞いてみようかな」
この時はこれから大変なことになるなんて、気付いていなかった。
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虹(プロフ) - 雅宗 潤美さん» はい！よろしくお願いします。楽しく読んで頂けるのが何より嬉しいんです♪ (2018年12月3日 23時) (
レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - 虹さん» 虹さん！早くも返信して下さり、ありがとうございます！応援くらいしか出来ませんが、勝手に楽しく読ませて頂いています♪こちらこそ宜しくお願いします( ´∀｀) (2018年12月3日 23時) (レス) id: 55d3a0233c (このIDを非表示/違反報告)
虹(プロフ) - 雅宗 潤美さん» 雅宗 潤美さん♪初めまして！ステップファミリーを応援して下さってありがとうございます(*^O^*)和くん潤くんの成長は書いてても凄く楽しいです。また明日も頑張ります。これからもよろしくお願いします(*｀・ω-)ノ (2018年12月3日 23時) (レス) id: d02e7023d3 (このIDを非表示/違反報告)
雅宗 潤美(プロフ) - 虹さん初めまして！またステップファミリーを読むことが出来てとても嬉しいです！成長していく子供達が大好きでこれからも応援させてください！ (2018年12月3日 23時) (レス) id: 8e5b3cdf80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹
| 作成日時：2018年12月3日 13時
