3 逢引 ページ4
「わああ…！」
実弥さんに手を引かれ、大きな町へ来た。
私の故郷もまあまあ栄えてる方だけど、ここはそれ以上だ。
私たちは、お昼ご飯を食べるために喫茶店に入った。
「美味しそう！！」
私が頼んだのははちみつトーストというもの。厚めの食パンの表面はこんがりとしていて、とろ〜りと綺麗な色をしたはちみつがたっぷりかかっている。蜜璃さんの家のと同じくらい良い匂いのするはちみつだ。
「西洋ではこんなの食ってんだなァ。」
珍しそうに私のトーストを見る実弥さん。
こういうお店に入るのはほとんどないらしい。
すると、お待たせしました、と店員さんが実弥さんの分を持ってきた。
「実弥さんのも美味しそう！」
実弥さんのは、あんこバタートーストというもの。あんこがたっぷり乗ってる。
「さすがおはぎ好きですね！」
「お前はおはぎを裏切ったな。」
「何を言ってるんですか！たまにはこういうのも食べたいんです！！いいから食べましょう！」
甘い匂いを漂わせて、それぞれトーストを口に運びながら久々に楽しく会話をした。
その最中、何やら実弥さんがジロジロと周りを見渡す。
「なんか俺、場違い感あるなァ。」
「え？」
「服装がよォ。」
辺りを見回すと、私たちと同じような若い恋人たちや家族連れがいた。
その人たちの中には実弥さんのように着物を着ている人達はいるけれど、町中という事もあって、男性はピシッとした洋服を着た人が結構いる。
それじゃあ…
「これから買いに行きましょうよ！実弥さんのお洋服！」
「あァ？いらねェ。どうせそんな着ねェし。」
でも、洋服は絶対似合うと思うし、１着くらい持ってたっていいと思う！
お願いします〜着てほしいです〜とスリスリと手を合わせて実弥さんの目を見てお願いすると、実弥さんはそっぽを向いて渋々了承してくれた。
分かった。実弥さんはこういう風にお願いされるの弱いんだ！これから使っていこっと。
トーストを食べ終えて、喫茶店を出て早速2人で近くの洋服屋に向かった。
あまり気の進まない実弥さんを私が無理やり引っ張って行った。
「今回だけでいいのでわがまま聞いてくださいよ！」
「わーったよォ。」
本当は結構嫌かな？でも、ちゃんと付いてきてくれるし満更でもないようだからいっか！
・・・
作者から少し
こんな文明進んでるの？って思いましたよね私も思いました。
今日はやる事あるからもう更新しないぞ！と思ってたのに現実逃避しちゃいましたはー。
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さらりとクマ(プロフ) - snowさん» snow様！大変お待たせしておりました！続編出来次第お知らせしますね！立ち上げだけしてお話までは更新はできないかもですが…。ぜひ、今後も宜しくお願いします！！！！ (2020年11月15日 12時) (
レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
snow - 更新お疲れ様です！もう続編間近ですね！早い！!これからも応援しています！ (2020年11月15日 12時) (レス) id: 6289ae6079 (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - snowさん» snow様！いつも有難うございます！間が空いてしまって申し訳ないです…！楽しんで頂けるようなお話考えておくので、これからもどうぞ宜しくお願いします！！！！ (2020年11月11日 19時) (レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
さらりとクマ(プロフ) - ひまわりさん» コメント有難うございます！いつも読んで頂いて感謝しかないです…！落ち着きましたら、しっかり更新していく所存です！これからも宜しくお願いします！！！ (2020年11月11日 19時) (レス) id: 2dfbebf58e (このIDを非表示/違反報告)
snow - 更新お疲れ様です！クマ様のお話が1週間も読めないなんて…土曜日楽しみにしております！実習頑張ってください！ (2020年11月9日 19時) (レス) id: 6289ae6079 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さらりとクマ | 作成日時：2020年10月19日 1時
