第210話 憩いの場(ケイジside) ページ47
1つ、2つ、3つ…10。
何度数えてみても、間違いない。
クリアチップは10枚揃ってる。
このサブゲームを生き残ったんだ。
アリス「…こっちも10枚あるな。」
ケイジ「そうかい、なら良かったよ。」
風呂上がりに2人で雑談しつつ、クリアチップの枚数確認。
七瀬「ふぁ…あ、おふたりさんまだ起きてたんですね。」
ケイジ「こんな夜中にどうしたの？良い子は早く寝なー。」
七瀬「残念ながら良い子じゃないもんでね。
さっきトイレ行ってきたんですけど、なんか怪しいところあって。
私今“危険なことに首を突っ込むこと禁止令”出されてるんで来てくれません？」
ケイジ「…おーけー。暇だしアリスも行こうか。」
アリス「………」
【憩いの場】
七瀬「ここのー…えっと、ちょっと待って。」
憩いの場の中庭に繋がる窓を開けて、奥の植物をかき分けていく。
七瀬「…あぁ、あった。ここ。」
七瀬ちゃんが指さした所には、地下通路に繋がっていそうな蓋があった。
アリス「こんな所よく見つけたな…本当に偶然か？」
七瀬「ウソは吐きませんよー」
さっきこの子は『怪しいところがあった』と言っただけで、『偶然見つけた』とは言っていない。
少し探ってみるか…。
ケイジ「へぇ…トイレ行って見つけたって言ったけど、見えないんじゃない？」
七瀬「見えはしませんでしたけど、勘。」
ククク、そう来たか…やるね。
生憎、七瀬の勘は命中率100%と言っても過言ではないくらいよく当たる。
侮っていると痛い目を見るのは経験済みだ。
仕方ない、引き下がるか…。
アリス「…で、どうするんだ？いきなり入るのも気が引けるが…」
ケイジ「どうしようか…七瀬ちゃん、いい案はあるかい？」
七瀬「うわ、丸投げですか…」
しょーがないな、と若干イラついた声で呟かれた。
…あれ、怒ってる？
表情は楽しそうだから怒ってないのか？
七瀬ちゃんは髪からピンを外して、下方の小さな鍵穴にそれを突き刺した。
ケイジ「…ピッキングなんてよくできるね。」
七瀬「孤児院のかわいい諸事情でよくやってました。」
孤児院のかわいい諸事情でピッキングをよくやるってどう言うこと？
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Valeria - 如月 霞梛さん» マジ( ^ω^ ) (2021年11月9日 16時) (
レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
如月 霞梛(プロフ) - マジで学校で髪切ったの？(*ﾟ0ﾟ*)ｽｯｺﾞｯｲ！ (2021年11月9日 16時) (レス) @page45 id: dc74666ec7 (このIDを非表示/違反報告)
Valeria - YONESAN7777 =)さん» ありがとうございます！最近は執筆がとにかく楽しくてめちゃくちゃ書いてるんで、楽しみにしててください！(´∀｀) (2021年11月2日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
YONESAN7777 =)(プロフ) - いつも更新を楽しみにしております。無理せず頑張ってください！ (2021年11月2日 22時) (レス) @page37 id: 16816748ce (このIDを非表示/違反報告)
Valeria - せなっちさん» ありがとうございます！お大事に…╰(*´︶`*)╯ (2021年10月27日 23時) (レス) id: 77bc4160b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Valeria | 作成日時：2021年10月3日 2時
