向日葵の咲くおうち ⑤【雪】 (ページ42)

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歯医者さんページ42

Aside

土曜日のお昼はリビングに人が多い。

「一緒に遊ぼ！」とさっくんに声をかけられた陽葵。

いつもだったら『うん！』と答えるはずだけど今日は…。

陽葵『あそばなーい！』

佐久間「うぇっ！？なんで！？」

陽葵『やだから〜！』

佐久間「ひまりぃぃいい！！！なぜだぁ！！！」

断られたことなんてほとんどないから半べそのさっくん。

ごめんね、陽葵さん少しビビってるのよ…歯医者に。笑

深澤「陽葵、どうしたの？」

陽葵『べつに〜！』

向井「はっ！陽葵がエリカさまに！！！」

ラウ「なにそれ。」

向井「またジェネレーションギャップ！？」

岩本「でも、本当にどうしたの？具合悪いとか？」

『ひーくん、違う違う！陽葵、今日の夕方どこ行くんだっけ？』

陽葵『はいしゃさん…。』

阿部「なるほどね。」

ラウ「ひまりん、歯医者さんが怖いのかぁ。」

陽葵『こわくないもん！！！(大声)』

阿部「わ、びっくりした」

何故か陽葵はみんなの前で強がりたいらしい。笑

そんな強がってる陽葵も、皆にとっては可愛いの対象みたいだけどね。

元気づけようとしてくれる皆をスルーして、ひたすら無心で折り紙を折ってる陽葵に私は苦笑い。

『陽葵、行くよ〜！』

陽葵『……はぁい。』

夕方になり、陽葵を連れて家を出る。

岩本「陽葵、俺も一緒に行こうか？」

陽葵『だいじょーぶ。』

『ひーくん一緒に来てくれるってよ？本当にいいの？』

陽葵『ひまり、ひとりでいけるもん！！！』

正式には私と2人ですけど。笑

深澤「あー！なんで泣くの〜！？」

『もう、ひーくんに抱っこしてもらって行こうよ。』

陽葵『むー！』

岩本「よっしゃ、しゅっぱーつ！」

阿部「陽葵頑張って！」

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