向日葵の咲くおうち ⑤【雪】 (ページ32)

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保育園から1番近い舘様のお店に着いたら、待ってましたと言わんばかりに店頭で背筋を真っ直ぐにして立っている国王を発見。

宮舘「いらっしゃいませ。」

陽葵『だてっ！！！』

宮舘「陽葵、阿部のこと連れてきてくれてありがとう。それで阿部は、その問題の答えわかった？」

阿部「うん、ひまわりでしょ？」

宮舘「正解。簡単すぎたかな？」

阿部「こんな寒い時期にひまわりってあるの？俺、ひまわりがないと家帰れないらしいんだけど。笑」

陽葵『にゃはっ！！！りょうへいくん、まってて！』

陽葵が慣れた様子でお店の裏に入っていく。

すぐに帰ってきた陽葵の手には大きな向日葵の花束が。

宮舘「冬に咲く向日葵だよ。この日のために仕入れた。」

陽葵『すごいでしょぉ！？』

阿部「うん、素敵だね。」

宮舘「ひまわりは俺たちにとって大事な花だから。」

陽葵『ひまりのおはな〜！！！』

阿部「そうだね。陽葵、舘様ありがとう。」

宮舘「それじゃあ、俺も一緒に帰ることにするよ。」

陽葵「わぁい！！！」

お店のことはパートさんにおまかせしたみたいで、舘様も一緒にシェアハウスに帰る。

シェアハウスの鍵を開けると、滅多にかかってないインロックで帰宅を阻まれた。

阿部「えっ！？」

『ちゃんとクイズに正解しているか確認でーす。笑』

阿部「あ、そういうこと。」

陽葵『ママ、あけて〜！！！』

『うん、大正解みたいだし、あけまーす！！！』

これ、間違ってたらマジで入れてくれないつもりだったじゃん！怖すぎる！

無事に玄関に入るとAさんからひまわりと交換で、またもやメモをもらったので開いてみる。

【ひまりとりょうへいくんのひみつのばしょ】

………へ！？これだけ！？

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