1年2年合同任務! 4 ページ7
呪霊関係だが、座敷わらしからの被害がない(むしろ良い事づくめ)、あまりにも人に認識されすぎていることから御三家の定期的な調査の上、経営を許可されている特別な旅館となっている。
今年は座敷わらしがいても火事が起こったため五条が定期調査に入った時、1、2年にちょうどいいなと考え連れてきた次第だ。
予約が取れないといっても定期検査の呪術師は例外。いつでも泊まる事ができる。
五条家の権力を振りかざして8人(4部屋)の予約を入れた。
女子組、男子3組の3部屋である。
『わー!ほんとにあのテレビの旅館だ!』
走り出してパシャパシャと写真を撮っているA。
「Aー!荷物持て!」
禅院の声に振り返ってわくわくした様子で走ってくるAは犬のようで愛らしい。
荷物を持ってそのまま部屋へ移動する。
『うわ!おもちゃだらけ!すごい!』
流石にこれを写真におさめるのは良くない気がして写真こそ撮らないものの興味深々。
禅院や狗巻は慣れているのか至って普通の反応。
由緒ある家の2人は何回か家の仕事で来たことがあるため特に騒ぎはしない。
座敷童がいるだけで特に変わったところがないのを知っている。
とりあえず今日は休んで明日から結界の点検やら呪霊退治やらを行うらしい。
『あ〜、尻いった〜』
ごろんと寝っ転がる。
荷物を端に寄せて夕方5時の町内放送に耳を傾ける。
東京に比べて9月の岩手県は過ごしやすい。
夜なんかは寒く感じることもある。
夕暮れに赤とんぼの着物が良く似合う。
子どもひとり庭で遊んでいるからおそらく観光客か、この旅館の子どもだろう。
ぱちりと目が合って手を振られたので振り返す。
「何してんの?」
『ん?』
後ろを振り返ると禅院が武具の手入れをして、釘崎がバッグの整理をしている。
「外手降ってるけど誰かいたか?」
『なんか女の子が遊んで……あれ』
誰もいなくなっていた。
『帰ったのかな?さっき女の子いたんですよ』
「ふーん。座敷童子かもな」
『おー、うーん?まじですか!え、じゃあ幸せになれたりします⁉︎』
「本物ならな。あの呪いは凄いぞ」
『呪いって言わないでください笑 なんか嫌です』
「幸せになる呪い」
『野薔薇も呪いって言わないで!せめて魔法とか!』
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Pistachio(プロフ) - みずきさん» コメントありがとうございます!何時もお読みいただいて嬉しいです!2人の幸せを願って楽しみにお待ちいただける嬉しいです! (1月23日 0時) (レス) id: 7b91fca8d2 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 1から8まで一気に読んで、何度も読みました!ヒロインと宿儺の感情の変化がすごく胸に刺さります。優しさや愛情を感じて2人とも幸せになってほしいと思いました。続きを楽しみに待ってます! (1月9日 19時) (レス) @page27 id: d9f5409103 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - さなさん» 1番ですか!嬉しいお言葉ありがとうございます!まだ完結ではないので気長に待っていただけると嬉しいです!ご期待に添えるかわかりませんが頑張ります! (12月18日 0時) (レス) id: de7b7ce460 (このIDを非表示/違反報告)
Pistachio(プロフ) - モノクロ(蒼桜)さん» コメントありがとうございます!一応まだ完結ではなく、続きも書いてる最中です。最終的にどうなるかは…。更新遅いですが、待っていただけたらと思います (12月18日 0時) (レス) id: de7b7ce460 (このIDを非表示/違反報告)
さな(プロフ) - 完結か〜(泣)続き書いてくれるのを祈ります(-人-〃)。今まで見てきた小説の中で一番おもしろかったです(ˊ˘ˋ*) (12月7日 12時) (レス) id: 85d95f155e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Pistachio | 作成日時:2022年9月26日 21時