君は私のmögen 4 ページ5
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『笑顔のパンケーキ』はまだ序の口で、『幸せのカプチーノ』、『夢見るタルト』、後は何と言ってもお店のイチオシ、
「なんだっけ、さっきのバームクーヘン」
「『恋人たちの止まり木』？」
「そう！ それ！」
バームクーヘンがドイツ語で�猝擇離院璽��瓩魄嫐�する単語だというくらいは知っている。
でもせめて、ケーキであれ。バームで止めたらそれはただの木なんだよ。
……別にメニュー名に文句をつけるつもりはないし、美味しかったから良いんだけど。
そんな事を話しながら真っ直ぐホテルへの道を歩いていれば、向かいから歩いてきた観光客と
「こんにちは」
英語だ。これなら私にもわかる。
心配そうに私の顔を覗き込むトムくんに、これくらいなら、と目配せする。
ちょっとくらい、先輩にも良いとこ見せさせてよね。
その思いを汲み取ってくれたかまでは分からないが、彼はひとつ頷くと私の半歩後ろに控えた。
なんだかちょっと番犬みたいで頼もしい。猫っぽいんだけど。
「こんにちは。どうかされましたか？」
「突然すみません。この辺りで美味しいカフェを探しているんですが、ご存じないですか？」
まるで教科書に出てくる英会話の様だと思った。
カフェを出て数分後にカフェの場所を聞かれるなんて。
そうそう立ち会うことのないお決まりのシチュエーションに若干笑いそうになる。
だって 「
ネイティブではないにしろ、不自然では無い(はずの)英語で答えると、男性は嬉しそうに破顔した。
伝わってよかった。
「ありがとう！ 貴女はとても優しい人ですね」
「どういたしまして」
「ところで……」
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じばくスイッチ(プロフ) - 葉華さん» お読み頂き、コメントまでありがとうございます。tmさんがトリリンガルと知って衝動書きしたものなのであまりキャラクターを捉えきれていないと思いますが、そんな風に言ってくださる方のお陰で書いてよかったと思う事が出来ます。こちらこそ、ありがとうございます。 (1月21日 20時) (
レス) id: 3711322760 (このIDを非表示/違反報告)
葉華(プロフ) - あとがきを読んで、とても考えて作られているんだと驚きました。tmさんの夢小説が無いに等しい中、この作品を見つけられて幸せです。面白い作品をありがとうございます。 (1月18日 20時) (レス) @page12 id: 799c11267c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じばくスイッチ | 作成日時：2022年4月19日 0時
