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#2 ページ2

「ただいまぁ。」

とドアを開けても声は帰ってこない。
まあそれは私が一人暮らしだから、

たまにお兄ちゃんが心配して来てくれるけど

きっと今日もお兄ちゃんは、残業してくるだろう。

とりあえず部屋のスイッチをつけて、
ソファーにダイブする。

寂雷先生に家まで送ってもらったまではいいものの、
1人になるとやっぱり、暗い気持ちになる。


「...おなか...すいたなぁ。」

一人で食べるのは味がしないし、作るのもめんどくさい。

でも食べないとひふみとお兄ちゃん、先生にも怒られる。それはそれでまた嫌だなぁ。

ブーッブーツ...... 携帯の着信音がなった。

スグにスマホをとって電話に出ると、
耳に心地よい低音ボイスが聞こえてきた。


(Aまだ起きているか?近くによったので顔を出しに来たのだが...)

会話が終わる前に私はすぐさまドアまでダッシュして扉をあ、その先に居た人物に抱きついた。

「...起きてる。お腹減ったよ。理鶯。」

「小官が会いに行くといつもお腹を好かせているなAは、」

フッと鼻で笑うと

「やはり具材を持ってきて正解だった。」

ビニールの袋を2つもちあげて私に見せる。

その時何か気になるのか、私の顔をじーっと見つめ、私の顔を包み込むように手のひらを頬に当ててきた。

「また、涙を流したのか。目が腫れている。」

そう言って瞼を親指で優しく撫でてくる。

「大丈夫だよ。さっきまで少しね...でも、もう理鶯がそばにいるから平気。」

これが今日1番私が自然にだした笑顔だった気がする。

それを見て理鶯は微笑み、私の頭を撫でてくれた。

「それなら、小官はAのため心を込めて作るとしよう。」

そう言ってキッチンに進む。

さあさあ。今晩の理鶯キッチンの幕開けだ。

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pon(プロフ) - 最初の方の#2ページの気をつけますのとこが気おつけますになってるのがちょっと気になります… (2023年1月31日 18時) (レス) @page2 id: 62692fc6b2 (このIDを非表示/違反報告)
観原G佳(プロフ) - とても面白かったです!続きがどうなるのか見てみたいので、続編書いて欲しいです!m(_ _)m これからも頑張ってください! (2019年10月18日 19時) (レス) id: 9e096c4fd1 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - いまづきさん» コメントありがとうございます(><)私もどうなるかドキドキしながら書いてます!!これからもよんでいただいたらうれしいです!!よろしくお願いします(*´ч ` *) (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - 聖亜@麻天狼 division 推さん» 大変お待たせしてしまい申し訳ございません(;_;)これからはこまめに頑張りますね!!これからも応援の程よろしくお願いします! (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)
はるはる。(プロフ) - 朧流水斬さん» コメントありがとうございます!!これからもゆっくりになってしまうと思いますがたのしくかいていきたいとおもいます(><) (2018年12月8日 0時) (レス) id: 27f33b0843 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はるはる。 | 作成日時:2018年6月21日 0時

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