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1章15話 ページ17
『政宗様は、怪我の手当ては初めてですか?』
尋ねると、政宗様は動きを止めた。
「……悪かったな。」
とだけ、こちらに目も向けず言った。
政宗様の手当ては少しぎこちない。
『……慣れないことを、私如きにせずとも自分で手当てぐらい出来ます。』
政宗様の手から包帯を受け取ろうとすると、包帯を掴んだ手が上に挙げられた。
「……怪我人は黙ってろ。」
政宗様は、私を見て端的に言った。
手を伸ばしても、惜しくも届かない。
私が頑張る姿を見て、政宗様は鼻で笑っている。
悔しい……
私は、必死に手を伸ばした。
切った手首から、痛みが出てきた気がした。
というか、痛い。
『……っ!!』
ついに取れた、と思い安心すると身体が政宗様に持たれるように倒れた。
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美咲(プロフ) - 真面目に続きが楽しみ… (2020年1月3日 21時) (レス) id: f6fdf86c66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Sakura omochi x他1人 | 作成日時:2018年12月31日 21時