不幸少女

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「というわけで、今こうなってます。」



はぁ。

私は溜息をつきながら俯いた




私ほんとにどうしたらいいの？



実家に帰るにしても会社から遠いから辞めないといけないし...




私が俯いて考えていると、さとみさんがねぇ、と話しかけてきた




私は顔を上げてさとみさんを見る




「じゃあ、しばらく家来なよ。住む場所ないのはほんと困ると思うし。」




え？




ごめん、私最近難聴でさぁ。





よく聞こえなかった〜。( ・∇・)




「え？」



「ん？だから、家来なよって。」




ん？



「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！？？？」




私が叫んだのが余程うるさかったのかさとみさんは耳を塞いでいた。








聞き間違いじゃなかったァァァ(白目)







「うるさっ...ﾎﾞｿｯ」





さとみさんは小さくそう呟いて、また口を開いた





「いや、別に迷惑だったらいいんだけど。Aちゃん仕事もあるでしょ？」



「あ、はい。」



めっちゃ嬉しいけどさとみさんに迷惑じゃ...







「で、でもさとみさんに迷惑じゃ...」



私がそう言うと、さとみさんは笑って



「あはは、迷惑だったらこんなこと言わないよ。それに...ﾎﾞｿｯ」






そう言ってくれた。






さいごの方は何言ってるのかわかんなかったけど、私はさとみさんのお言葉に甘えてしばらくおじゃますることにした。

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