不幸少女

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その後私は一応無事なやつを取ろうと思ったんだけど、出火したの私の上の階の人だし、私の部屋が無事な訳もなく。





「全然荷物ないじゃん...」



大家さんは無事なものを〜とか言ってたけどほぼ全滅。




もうあそこにいてもしょうがないと思ったのでとりあえず近くの公園に来たんだけど







私これから...






「どうしたらいいのぉぉぉぉぉ！！！」





私が叫んだことにより、公園で遊んでいた親子はみんな帰ってしまった




あー、もうこれただの変なやつじゃん。



ごめんな子供たち。




なんて思いながらベンチに座って目をつぶる






「もう終わりだー。」





「何が？」





「え？」





独り言に返事が返って来てびっくりして目を開ける







そこにはピンク色の髪をしたさとみさんが立っていた。





「うぇ！？さ、さとみさん？なんでここに...」



マジでびっくりした。





「ちょっと用事があって、出かけてたんだけど、その帰り道にたまたま公園覗いたら見たことある人がベンチにもたれかかってたからさぁ。どうしたのかと思って声かけちゃった。」



そう言ってにこっとわらうさとみさんはすごくかっこよかった。





やっぱ顔整ってるって羨ましいわ。









まぁ、今はそんなこと言ってる場合じゃないんですけどね。








「で？何が終わりなの？」







「あー、いやー、そのぉ...」



なんかいいずらいなぁ...





なんて思ってたけど




結局、さとみさんがとんでもなく眩しい笑顔で見つめてくるから、私は少しづつさっきの出来事を話し始めた。

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