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「失礼する。..もう大丈夫なのか?」
『松田さん!大丈夫だよ!貧血みたいなものだし。』
松田さんから、花束を受け取り
硝子ちゃんたちにもお礼を言い、
医務室を出た。
松田さんは、昨日のことで来てくれたらしく、
寮には入れない為、待合室で待っててもらうことにした。
・
・
『お待たせしました!』
「あ、嗚呼。..その、大丈夫か..?」
相当気にしているらしく、
伏せ目がちに聞いてきて、
その姿が何だか愛らしく思わず笑ってしまった。
「んだよ..人が折角心配してんのに。」
『ふふ..なんか、イメージと違うなーって。』
「あ?イメージってなんだよ。人は見かけに寄らねえって、ゼロに教えてもらわなかったのか。」
『そんな話したことないもーん。』
へへ、と笑うと、急にそっぽを向く松田さん。
どうしたの?と声を掛けようとしたら
聞きなれた声がし、
そっちを見ると
「Aじゃねぇか。」
「しゃけ(ほんとだ)」
パンダちゃんと棘くんが来た。
「男なんか連れて、これからデートk..ペプシッ!」
「た、高菜..(や、やばい)」
松田さんと私を交互に見て、
揶揄ってくるパンダちゃんに
アッパーを喰らわした。
それを見た、棘くんは顔面蒼白になっていた。
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作者名:雪姫 | 作成日時:2022年7月17日 22時