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呪力不足 ページ22

虎杖side

「先輩?!」

「「A!」」

「Aちゃん!..き、救急車..!ちょっと!貴方!」


先輩が倒れ、先生が焦ったように先輩を
お姫様抱っこした。


「悠仁、硝子のところ先行くから。」

「分かった。」


普段と違って真剣に言うもんだから、
首を縦に振ることしか出来なかった。


「Aちゃんは大丈夫なの..?」


コソッと耳打ちしてくる佐藤さん。


「嗚呼、多分呪力不足で眠ったんだと思います。」

「呪力不足?」

「おい、坊主!Aは大丈夫なのか?!」


凄い気迫で、それでいて焦った顔をするじんぺーちゃんさん。


「今回は一日寝れば治ると思いますよ。」


目力だけでも人を射抜きそうな顔をしている。

俺はその場では苦笑いを浮かべるしか無かった。








次の日医務室へ向かうと、
既に起きた後だった。


『あ、虎杖くん!昨日はごめんね〜。硝子ちゃんもありがとう!』


あははと笑う先輩に安堵する。


「嗚呼、気にするな。」


コンコンとノック音が響く。


「どうぞ。」

家入先生が答えると、
じんぺーちゃんさんが花束を抱え入ってきた。

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作者名:雪姫 | 作成日時:2022年7月17日 22時

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