検索窓
今日:21 hit、昨日:48 hit、合計:82,968 hit

. ページ2

知らない名前を言われて
混乱する。


『..しらない..。』

「そうか..こっちへおいで。」


なんだか、このお兄さんだけは、
この村の気配たちとは違う気がした。

お兄ちゃんと同じ
優しさを感じた。


『..いつきくんは、どうしてここに..?』

「色々あって、閉じ込められちゃったんだ。」


優しい目で笑いかけてくれる、
お兄ちゃんやヒロくんと同じ目だ。

安心したのか、
私は一気に眠気に襲われ、
ウトウトし始める。


「眠かったら、寝て大丈夫だよ。(じき)に迎えも来るよ..。」


樹月お兄さんに頭を撫でられ、
私は夢の中へ。








『ッ...んっ..こ、こは..?』


目を覚ますと、先程の蔵とは違い、
真っ暗闇の外だった。


『えっ...。いやっ..なんで...。』


動けず辺りを見渡すと、何もなかった。

いや、あるにはあるが、
すぐ真横に大きな穴、
私自身には縄が結ばれている。

そして、黒いナニかが、ゆらゆら揺らめいていた。

設定→←廃れた村



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (92 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
822人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪姫 | 作成日時:2022年7月17日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。