姉さんと愉快な仲間達。PART4 (ページ3)

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勉強やばい説ページ3

五月。

そこの高校生や中学生なら分かるだろうが、この季節にはテストがある。

森本「まじやばい。死んだ」

松村「頑張れって！！お前ならできるから！」

「おおー、テスト勉強？」

今日も全ての仕事を終えて食堂に入ると、ちらほら勉強をしている子たち。

懐かしいなー、私も高校生の時必死に勉強したっけ。

森本「ねぇー、りおちゃん！！本当にどうしよう！！！！！」

「え？どうした」

松村「慎太郎さあ、高1の数学もできないって」

「あらあ。どんな問題？」

はい、とぶ厚い問題集を手渡され、ものすごい筆圧でぐるぐる丸をされた問題を見る。

《ド・モルガンの法則に従い、以下の問題に答えなさい。…》

森本「これさあ、意味わかんなくない？」

「うん、私にもわかんない。

ド・モルガンってだれ？」

松村「りおちゃん文系？」

「バリバリの文系」

松村「あぁ…なら出来ないね。」

「ごめんね慎太郎。スパルタ北斗先生の指導みっちり受けてね。」

そろそろ寮監室に戻ろうと背を向けたら、頑張るねー！！頑張るから後で奢ってねー！！と食堂全体に響く馬鹿でかい声。

なんでだよ！！とツッコミを入れてから食堂を後にした。