【rfmo】カレラといる場所はカレラと築いていく【2j3j】

第9話 ページ10

♡





「＿＿さんー、マネさん？」

「マネさん起きてー、もう7時。」


目を開けると目の前に不破さんが座っていた。
不破さん以外誰も居らず、スマホを見ると本当に19時だった。



『ふ、不破さん！どうしてここに？』
「わすれもんしたからね。」
「あと、ついでにこれ、どぞ。」

そう言われて、渡されたのは水。


「俺らの分しかそういえば無かった気がする。」
『……わ、わざわざ買ってきて下さったんですか？』
「んー？まぁーそうなるかも。」
『…有難うございます！』


不破さんは不思議そうにこちらを見ている。



「なんでそんなになるまでやってんの？」
『…そんなになる？』
「睡眠時間削って、フラフラしてるし。」



『そ、それは、不破さんがリスナーを思ってしている事と同じことです。』
『私も皆さんを思ってしてるだけです。』

配信や企画を考えている彼らは、本当にリスナーを第1に考えていた。



「そっか。」
『ただ、フラフラして心配かけたのは申し訳ないです。』
「モンスターマジおすすめ。」
『今度買ってみます笑』


「てか、一通り目を通すとか言ってたけど、どうなん？」
『途中で多分寝ちゃいました。』
「家帰ってからにしなよ。」
『そうします…』




今日も寝ちゃったし、心配かけたし上手くいかなかったなぁ。


スタジオから出て、玄関までご一緒する事になり、今隣を歩いている。


「もう暗いけど怖くないの？もしかして、ホラーとか怖いのいけるタイプ？」
『多分いけます笑 あとホラーゲームは好きです。』
「そか。」
『だけど、暗闇は怖いです。』
「そ。」

なんて、興味無さそうに答える彼との会話は案外悪くなかった。






♡

第10話→←第8話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す