【rfmo】カレラといる場所はカレラと築いていく【2j3j】

第43話 ページ47

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剣持さんと戻ったあとすぐに撮影が始まった。
6本撮影は、より体力と精神を使うので彼らは本当に頑張っていると思う。

何時間もの撮影を終えて私は彼らの元へ向かった。






『お疲れ様です。』


「マネちゃん…疲れたよ。」
「マネージャーさん、本当にすみません水を頼んでも大丈夫ですか？」



『お疲れ様です、大丈夫ですよ。』
『加賀美さんの他に水分欲しい方いらっしゃいますか？』


「僕！欲しいです！！」
『甲斐田さんは、水で平気ですか？』
「いや、僕も行きますよ！」


甲斐田さんが椅子から立ち上がり、
私は流されるようにスタジオから出た。




『着いてきてくださってありがとうございます。』
「いやいや、マネさんも疲れるでしょ？」
『私は甲斐田さんに比べたら全く…！！』



「同じだよ。」


なんだかその言葉が嬉しかった。
もっと同じぐらい頑張らないといけないと思っていたから。


少し認められた気がして…

それを口に出して言ってくださる事がどれだけ嬉しいかなんて前の私なら気付かなかった。





『……甲斐田さんも頑張ってます。』
『だから、私も頑張ろうって思えます。』

『ほんとに凄いです！』







「…、なんか直球過ぎて照れるわ。」

「でもありがとう。」
「僕、1人だけ浮いてるというか3人についていけてないかもってずっと思ってたから。」






…そんな事無いのに。

そんな事全く無くて、
甲斐田さんはもう欠かせないメンバーの1人で。






「…う、れしいなぁ。」

なんだか今にも泣いてしまいそうな声で言うから、
私までつられてしまいそうになった。








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