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「わ！」
電車に乗っていつもとは違う方向に揺られているとちらっと海が見えた。
寝起きとは思えない爽やかな顔でジェミンは私の横に座ってる。
いつもと同じ冷静に、jm「海だねぇ、」とピクリともせず言ってる。
ー
jm「おいで。」
駅から降りて海はどうやって行くのかとキョロキョロしてると、
ジェミンが手を繋いで引っ張ってくれる。
体温が少し上がるのを感じて、これは恥ずかしいと思った。
「海だ！」
jm「ほー」
いい天気に海の青は映えまくってる。
推し寄せては引いて行く海の波打ち際ギリギリまで行くと、
濡れるのは絶対に嫌だと言っていたけどついてきてくれる。
「昆布！」
jm「わかめじゃない？」
「いや、昆布。」
jm「そーかい。」
わかめで遊んで砂遊びをしていると、散歩できていたワンちゃんがいた、
「可愛いい！」
なでなでしてもふモスフル。
『デート？お似合いね。』
ん？
「いえ、友達ですよ。」
『あら？そうなの。』
飼い主さんに、勘違いされちゃったみたい。
ほんと、そうなの？って感じですよね。
ワンちゃんとバイバイして、
浜辺で2人で座ってると、
jm「お似合いだって。」
ふふっと笑いながら私を見つめるジェミンの気持ちがわからない。
「…どうしたの？」
私の髪を触っては、離してなんだか困っている君の様子は、普段とは違ってなんだか、、、
自信なさげで。
「今日、楽しくなかった？」
jm「いや、楽しかったよ。」
「うん…」
、
jm「ダヒ、僕は君のこと大切だよ。」
、
ジェミンがこう言うことを言うのは珍しい。
でも、私に対する気遣いや、行動の裏に隠れたやさしから感じてた。
「知ってる。私もジェミナのこと大切だよ。」
jm「うん、行こっか。」
手を取って立ち上がらせてくれる。
海はすっかりオレンジ色になってて、この景色はずっと忘れないのだろうと思った。
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作者名：Sabi Wabi | 作成日時：2021年11月6日 14時
