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8章~遥かなるフリー!~ ページ44

__懐かしい夢を見た。




あれはまだ冬が抜け切れてない頃。
小学校の校庭の桜の木…。

皆で集まって見に行った時のだ。



「…やっぱまだ咲いてなかったなぁ」

「だから言ったじゃない、まだ早いって」

「でもどうしても見ておきたかったんだ…

今日で見納めだから」



…そう、凛は明日からオーストラリアに留学する。
その前に桜を見たかった。
だからこうやって皆で、大会後に集まったんだ。



「…凛!」

「ははっ、何だよ」

「親父さんの夢、追いかけるのか」

「…分からないよ、今はまだ」



凛のお父さんの夢。
オリンピックに出る…夢。


ずっと、凛が言ってたんだ。
だから、だから私も自分の夢にしたんだ。


私もオリンピックに出れば…
皆に追いつけば…


きっと、きっと次は本当の仲間に…



…って思った。
遙はきっと競泳選手になる。
そんな気がする。


置いていかれたくない。



「…ねえねえ! このレンガ何か書いてるよ」


渚はそう言って、指をさした。
あれは、6年生皆で作った花壇だ。
…桜の木の根元に、作った花壇。


凛がしつこく遙を誘って、花壇制作の時に一悶着したのも懐かしい。



「卒業制作で花壇を作って、それに皆で好きな言葉を書いたんだ。…僕は、これ」


「I swim」


「"僕は泳ぐ"って意味」

「…私は、これ」


そう言って、私も真琴と同じように自分の言葉を指さして…声に出す。


「Faster Than Anyone Else」



「…"誰よりも速く"」

「これは俺だ!」


「For The Team」



「何て書いてあるの??」

「For The Team…"仲間の為に"」



「あ、ハルちゃんはこれだね!」



「Free」




___何で、今更こんな懐かしい夢を…

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作者名:瀬名。 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/S_eN_a_0_  
作成日時:2018年8月24日 1時

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