占いツクール
検索窓
今日:617 hit、昨日:780 hit、合計:30,513 hit

ページ5

そのまま手伝い続け、気付けばもう下校時刻だった。


遙や真琴と3人で並んで夜道を歩く。


「何か、久しぶりだよね! 3人でこうして歩くの」

「あぁ」

「遙が競泳辞めてから会話してなかったから」

「……あぁ」

「うそ、そんな前からだった!?」

「…そう」


中学の時と比べ、二人とも背が高くなった。
体も大きくなって、男子…から男性に変化した感じ。

少し見なかっただけで、こんなに違って見える。


私だけ、何も変わってない。
あったはずの腕が無くなっただけ。

それ以外は何一つ…変わってない。


「…また、置いていかれる」

「何か言った?」

「何でもない」


渚も大きくなってた。
凛も多分…オーストラリアで水泳留学した分強くなってる。皆、見てわかるように成長してる。


……きっと、彼も。


私は、何一つ進めない。
先に進むための、漕ぐための腕が無いから。



「…私、ここだから。また明日」

「うん! また明日」

「またな」



一緒にいて苦しくなったから、逃げるようにその場を去った。
急いで家に入り鍵を閉める。


すると、母が出迎えてくれた。


「おかえりなさい」

「…ただいま」


自分の部屋に入るなり、斜めに下げていたショルダーバッグを置いて…朝母に結んでもらった髪を解いた。

まだ着慣れない制服を左手だけで脱いでいく。
着替えぐらいなら、1人でもスムーズに出来るようになった。

パーカーとスエットのラフな格好に着替え、ベットに寝転がる。
…と、岩鳶SCが取り壊されることを思い出した。


「…行こうかな」


昔お世話になったんだ。
挨拶くらいはしておこう。


母に少し出かけてくると伝え、私は岩鳶SCへと向かった。

・→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
65人がお気に入り
設定キーワード:free! , 山崎宗介 , 七瀬遙
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:瀬名。 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/S_eN_a_0_  
作成日時:2018年8月24日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。