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ページ22

聞こえてきた音と言葉が気になり、ほんの少しだけ覗くように彼らを見る。

すると、凛が遙をフェンスに押し付けていた。
…だが、じっと凛の目を見ていた遙は、凛の腕を掴み

「だったら…ひとつ約束しろ。
俺に負けても水泳を辞めるとか言うな。
醜態を晒すな。
負けてもなくな」


と、詰め寄っていく。…私にはわからない話。

分からないし、知らない知りたくない。
でも私だけ知らないのは寂しいから知りたい。


自分でもよく分からない感情ばかり頭を支配して、最近の私はどうかしたのだろうか…
いや、最近じゃない。
事故にあってからずっとだ。


「はっ、もうあの頃の俺じゃねぇ。
今度こそハッキリ見せてやるよ。俺とお前の違いを。


…県大会までに体作っとけ、そこで勝負だ。
大会で会おうぜ」






__残り2日


「ほっ! スイムキャップ、OK
度付きゴーグル、OK
非ブーメラン型水着、OK」


勢いよく飛び込み台に飛び乗る怜。
その姿は昨日買い揃えたもので包まれていた。


「「おぉ…」」

「一流選手のような風格だなぁ」

「本当に泳げるかも…」


皆が各々感想を述べる…すると怜は飛び込み姿勢に入り…


「とぅっ!!」


と飛び込んだ。

入水角度は完璧……だったはず。
結局…格好が揃おうが、怜が浮いてくることは無かった。


「……」


「ぶはぁぁっ、何故だぁ…」


…怜はもちろん周りの私たちまで落ち込んだ。
すると、遙は何を思ったのか怜の元へ向かっていった。

そして、誰もが衝撃の一言を落とす。



「俺が教えてやる。泳げるようになりたいんだろ」

「…! よろしくお願いします!」

「ただし、俺はフリーしか教えない」

「はい!」



…まさか、だ。
遙は自分で好きに泳ぐことしか考えてない。
でも、何故か怜に教える気になって…


「ハルが人に教えるなんて…」

「真打登場って感じだね!」


…それから、遙と怜はマンツーマンで練習していた。



___「教えられることはこれで全部だ。あとはお前次第。自分を信じてやってみろ」

「はい!」


夕方になり、遙は教え終わった。
そして怜は大きく息を吸い…潜って壁を蹴る。


……しかし進むものの、浮いてくることは無かった。



「ぶふぁ…何故だぁぁぁぁぁ!!」



…怜が泳げるようになるまでの1週間。
ラスト二日目が終わろうとしている。




__「ねぇ、ちょっと…」

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作者名:瀬名。 | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/S_eN_a_0_  
作成日時:2018年8月24日 1時

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