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とぼとぼと、昇降口に向かって歩いていた
あれから結局5限も6限も出ずに�霤沈菁擇鯆�めていた
レンズを覗いても、シャッターを押そうとする指が震えてしまい、撮れなくなった
一枚も、その変化に気づいてるはずなのに、
�霤沈菁擇�6限の終わるチャイムが鳴るまで、一切私に話しかけてはこなかった
�燹跳覿疋汽椶辰討襪笋鵑鵜�
�燹弔瓦瓩鵑覆気き�
先輩は優しい
だからこそ私には授業に出て欲しかったんだ
ちゃんと授業を受けて、まともに生活し、
後悔のないように卒業してほしいと、これも先輩の優しさだった
そうはわかっていても、ようやく話せるようになれた
名前を知れた、声を知れた、それが嬉しくて
離れたくなかった、まだ一緒にいたかった
もっと、もっと仲良くなりたいと思ってしまった
欲望に耐え切れず、先輩の優しさを受け入れられなかった
悲しそうに目を伏せる先輩の姿が焼き付いて離れない
けどそれ以上にもっと、
�猝斉�もおるで、俺��
�爐悄帖���
�爛灰魁�昼休みは毎日おるから、
…ナイショやで？誰にも言うたらあかん、
ココは俺ら二人の秘密基地や��
もっと、焼き付いて離れないのは無邪気な笑顔
少年のように目を輝かせてくしゃりと笑い
立てた人差し指を唇に当てて、楽しそうにしていた
冷たい先輩はもうどこにもいなくて、
全てが幻だったかのように、�霤沈菁擇箸了�間がぼんやりと脳内を駆け巡る
ふわふわとした気持ちのままようやくたどり着いた昇降口
なんとか自分の下駄箱からローファーを取り出して、
上履きも仕舞い歩き始めれば、下駄箱に寄り掛かるあっくんを見つけ慌てて駆け寄った
「ごめん、待ってたんだね」
「A、…どうした？」
「えっなにが？」
「なんか変やから」
「ひどいなー、至って普通だよ」
あっくんは納得のいかないという顔をしていて、
眉間に皺を寄せているから「怖いよ」とそこを指で突っついてみた
そうするとくすぐったがりなあっくんはそれだけでもクスッと笑ってしまい、「ああもうっ」と悔しそうに言いながらも優しい表情に戻ってくれる
「変って言うたのはごめん、なんて言うたらええのかわからんかった」
「うん、大丈夫だよ、
あのね、嬉しい事があったの」
「嬉しい事？」
まだ日も暮れていない時間
あっくんと二人で横並びで歩く帰り道、私は昼休みの出来事を話した
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なあちゃむ(プロフ) - コメントの返信ありがとうございました！桜さんの作品は自分の頭の中で映画のように綺麗に想像することができるので本当に素晴らしいです。桜さんの作品、すべて読ませていただきました。どれも素敵で、読み直した作品もあります。これからも更新楽しみに待ってます。 (2016年8月10日 8時) (
レス) id: 525c05de2b (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - なあちゃむさん» 「また明日」っての方でもありがとうございます、とても嬉しいです、読んでくださる方の脳内で映像化されるような情景描写、美しく綺麗な世界になるように心掛けております、なのでお言葉とても嬉しく自信になります！書いてて良かったです、本当にありがとうございます (2016年8月1日 10時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 怜奈 桃ジャス民さん» 順調に進んでおられて良かったです、わかりました、応援していますね(^^) (2016年8月1日 10時) (レス) id: 3a95ea47e4 (このIDを非表示/違反報告)
なあちゃむ(プロフ) - 読んでいてその風景を思い浮かべることができました。ストーリーも本当に素晴らしくて、占ツクを読んで泣いたのは春紫苑が初めてです。本当に素敵なお話でした。また読み返します。 (2016年7月26日 17時) (レス) id: 525c05de2b (このIDを非表示/違反報告)
なあちゃむ(プロフ) - コメント失礼致します。初めまして、友達がオススメしているのを聞いて、久しぶりに占ツクにログインして春紫苑を読みました。私が期待していたイメージを遥かに超えて本当に素敵な作品でした。情景描写の美しさ、メンバーのキャラクター、すべてがイメージとぴったりで (2016年7月26日 17時) (レス) id: 525c05de2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜
| 作成日時：2016年6月21日 1時
