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救世主? ページ15

氷柱がAに向かって降り注ぐ。



Aはそれをうなり声を上げ、粉砕していく。



Aは深紅の血走った瞳で、氷柱を放った奴をとらえて、雷撃を放つ。



それをさっとよけて交わしたのは、




イゾウ「大将、青雉っ??!!」



クザン「あらら、お久しぶり。突然だけどAちゃん、貰っていくからねー」




そう言いながら、攻撃を再開していく。



氷柱が飛び交い、雷や炎が空を切る。



海が荒れ、天候が荒れる。



クザン「Aちゃん……助けるからね…!」



待ってなさいよと、呟いた瞬間




ガシッ!!


クザン「っ??!!」



私「グッヴヴヴヴ……!ヴヴアアアアアア!!!」


Aが赤に染まった髪で青雉をとらえ、押し倒した。


Aの深紅の瞳は、今にも殺そうとしている。



青雉は冷や汗を流した。が、



私「や……だ……ごろっ……し、だぐっ……な、いぃ……!たい、しょ……逃げ…て……!」



私以外「「「!!!」」」



私「か、らだっ……い…う、ことっ、きがっな、いぃ……!大切、な、人っ……なくし、たぐ、ないっ…!」



ポロポロと雫がAの頬をつたい、青雉にかかる。



クザン「Aちゃん……」



私「ごろっ……しでっ……!私、を、ころし、てぇ…!」



涙を流すAの手は、痙攣しながら、青雉の首にかかり始めていた。



自分の意志でもないのに、大切な人を自分で殺そうとしている。



それがどれだけ辛く、悲しい事なのか。


どれだけの、絶望なのか。



クザンは、ジッとAを見つめ、おもむろにAの頭を撫でた。



私「っ?!あお、きじ、たい、しょ…?逃げ、な、と、しんじゃ……」


クザン「これでも海軍の最大戦力。Aちゃん置いて、にげる訳ないでしょ。」



そう言って、Aの首に手刀を入れた。



Aは、ふっと意識をなくし、ドサリと青雉に倒れこんだ。



Aを取り巻いていた、赤色の血のようなオーラは消えて、髪の毛も元の黒髪に戻った。



Aの顔は、不思議と安心しきった表情になっていた。



クザン「やれやれ……これにて、一件落着ってことか……」


青雉は、Aを横抱きに抱えて、立ち上がった。


マルコ「……これは、どういうことだよい!青雉!」


青雉は、眉をひそめていった。


クザン「どーしたもこーしたも、Aちゃんは、もう、海賊じゃないって事。」

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ラピ(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» え???自分兄に言われた。似たもの同士ですねw (5月28日 1時) (レス) @page27 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
そらうみ(プロフ) - こんな可愛い夢主ちゃんになんてことしたの!!!( *´˘`*ꐦ) (2023年4月5日 23時) (レス) @page27 id: bad6308fcb (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 感動してめちゃ泣いてもうた、(´-ω-`)姉に「なに、?急に泣き出してキッショッッ」って言われました。泣きました←感動ではなく姉にシンプルにディスられたからです (2023年3月9日 1時) (レス) @page27 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - お忙しいでしょうに、更新ありがとうございます。作者様のペースで構わないので、無理はなさらずに。今回も本当に細かく作り込まれていて本当に好きなお話です。応援しています。 (2023年1月24日 19時) (レス) id: f20ef134dd (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - 続き、お待ちしております (2022年11月19日 9時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SYEHERA | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年1月30日 0時

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