ご先祖様のお話 ページ2
ブランは男神のおかげで、戦う事を止めました。
それをみて、安心した神様はもう一度、自身の内臓で男女を作りました。
神様は、もう二度と、神様の存在を忘れぬようにと石碑を様々な島国に出現させました。
そして幾年もの歳月が流れ、男女の子孫が増えていき、世界は瞬く間に豊かになりました。
その子孫たちの中には、あのブラン・コム・ネージュと男神の間にできた子孫もいました。
子孫たちは、先代の子孫たちのように神様の存在を忘れぬことはありませんでした。
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研究「……というお話なんです。」
私「…なる程、そのブラン・コム・ネージュの最初のスペルにはBがつく。しかも海の力・天候の力・九つの力…おそらく、覇気と六式の事でしょうか。私もそれらを使う事ができる。」
研究「えぇ。決定的なのはそれと、あとその不死身の体ですかね。」
私「そうですね。……とすると、私はブラン・コム・ネージュの直系の子孫になるのでしょうか？」
研究「ええ。そう考えて間違いないと思います。しかしですね…」
私「？何か、問題でも？」
研究「それがですね……この物語、とある島の洞窟の奥深くから《本》として発掘されたんですが…物語の続きが破られてしまったようで、その先の事が分からないんです。」
私「……というと？」
研究「……物語は、まだまだ続いているはずなんです。子孫たちは、神様の事を忘れぬ事はなかったのだが…、そこから世界がどうなってしまったのか…」
私「……そうですか。貴重な研究情報を話して下さってありがとうございます。」
研究「いいえー。そんなそんな。私が好きでやってる事ですから。あ、嫌だ。もうこんな時間。私もうそろそろ研究所に帰らないと。」
私「そうでしたか。すみません。長く引き止めてしまって……」
研究「ううん。私こそ居座ってしまってごめんなさい…あぁ！そうだ。次の実験は来週末です。よろしくお願いしますね！」
私「はい。了解しました。お仕事頑張ってください。」
研究者の女の人は、私に手をふりながら去っていった。
部屋の中に１人だけになった空間に、紅茶の湯気と匂いがただよう。
私は、先程の物語を思い出して、つぶやいた。
私「人類の、虐殺の女神、ブラン・コム・ネージュの子孫……ティルトス・ブラン・コム・ネージュ・A…か……
.
私が虐殺者なのは、生まれる前から…だったのね。」
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ラピ(プロフ) - 黒糖さまでーすさん» え？？？自分兄に言われた。似たもの同士ですねw (5月28日 1時) (
レス) @page27 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
そらうみ(プロフ) - こんな可愛い夢主ちゃんになんてことしたの!!!( *´˘`*ꐦ) (2023年4月5日 23時) (レス) @page27 id: bad6308fcb (このIDを非表示/違反報告)
黒糖さまでーす - 感動してめちゃ泣いてもうた、(´-ω-`)姉に「なに、？急に泣き出してキッショッッ」って言われました。泣きました←感動ではなく姉にシンプルにディスられたからです (2023年3月9日 1時) (レス) @page27 id: b07dd8e215 (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - お忙しいでしょうに、更新ありがとうございます。作者様のペースで構わないので、無理はなさらずに。今回も本当に細かく作り込まれていて本当に好きなお話です。応援しています。 (2023年1月24日 19時) (レス) id: f20ef134dd (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - 続き、お待ちしております (2022年11月19日 9時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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