化け物なんて、わかりきっている。 ページ40
私はただコレだけを言った。
私「皆さん、地獄へ、さようなら。」
船が大きく傾いた。
船長「なんだ？！いきなり、なにがあった！？」
子分「船長！！た、大変です！海王類が、船を！！」
船長「な、こんな時に、……っ！お前の性か？？！！」
船長はただ無表情で見つめている私をきっと睨んだ。
私「…頭はいいようですね。しかし、それは、長く続くのでしょうか？」
そう言い終わるや否や、私は剃で一気に船長に近づいて鳩尾に一発拳を入れた。
船長「がっ？！く、そ、この…小娘がっ…？！」
怒りに我を忘れた船長が、大斧を振るう。
さっとそれをよけて、手に雷をまとわせる。
私「シュット・ドュ・フードュル」
そう言葉を一言発すると、雲一つなかった青空に暗雲が立ち込め、落雷した。
落雷した所には三隻船があり、丁度船長のいたところだった。
船長は悲鳴をあげる間もなく、落雷によって感電し、気絶した。
それをみた、子分の男達は私をみて情けない声を上げて逃げようとした。
子分「ば、化け物だぁぁぁ！！」
私「……化け物、ですか。」
その言葉をしっかりと噛み締めて、彼女はつぶやいた。
私「そんなこと、分かっています。さようなら。……灼熱地獄。」
彼等の周りに赤い円が描かれ、炎が揺らいだかと思うと、一気に燃え上がり、彼等の身を焦がす。
周囲に彼等の断末魔が響く。
私「……大丈夫。燃やされるのは、あなた達のその腐りきった心だから。」
私はその様子を見て、次の海賊団の船に移った。
船長2「ひぃっ……！く、来るな！この…化け物!!!」
そういって、何度も何度も銃を私に向けて乱射する。
馬鹿な人だと心の中で呆れる。そんな手ぶれし放題の手で、私をしとめるなんてできないだろうに。
頬にかする銃弾を物ともせず、ただ恐怖に怯える船長に近づいていく。
私「私が、そんなに怖いですか？恐ろしいですか？化け物に見えますか？」
船長2「ひぃぃぃっ！！来るなくるなぁぁぁ!!!」
尚も銃を打ち続ける船長。だが、唐突に銃声が鳴り止む。
船長2「あ、ああっ、な、何で、何でだぁっ！！」
船長が必死に銃の引き金をひく。しかし、カチッカチッと金属音しかならない。
私「……弾切れのようですね。もっと冷静に事を考えていれば、それくらい気がまわったのでは？」
船長2「う、うるせぇっっ!!!くそ、クソォォォォ!!!」
船長は銃を投げ捨て、私に飛びかかってきた。
私は冷たい視線を向けて、言い放った。
私「可哀想な人。」
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SYEHERA(プロフ) - ありがとうございます！続き頑張って書いていきます(*^^*) (2020年1月19日 22時) (
レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
Rose - いえいえ、私こそ無理言ってすいません 一気に更新して下さり本当に有難う御座います(*^▽^*) 続き楽しみにしてます (2020年1月19日 19時) (レス) id: 0f77344160 (このIDを非表示/違反報告)
SYEHERA(プロフ) - いえいえ(^^)私もこの作品を読んで貰えて嬉しい限りです…応援ありがとうございます！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
Rose - 更新本当に有難うございます これからも頑張ってください (2020年1月19日 0時) (レス) id: 0f77344160 (このIDを非表示/違反報告)
SYEHERA(プロフ) - それなら良かったです！更新出来るだけ毎日頑張ります！ (2020年1月12日 10時) (レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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