目が覚めた。状況は。 ページ19
ゆっくりと泥のような眠りから目が覚める。体を倦怠感が襲う。
……何で、私はここで寝てるの？…
白い清潔な、少し消毒の匂いがする部屋のベッドの一つに私は寝かされていた。
様子から察するに、医務室当たりだろうか。
……いや、私は殺せといったはずだが…？
というか、これは、海軍側からしたら厳罰なのでは？
…意味が分からない。海軍は私に何を求めている？さっさと殺せばいいものを…
ベッドから起き上がり、もんもんと考える。
ちゃっかり服も変わっている。今は、白いワンピース姿だ。
……え、真面目に何がしたいんだ？意味が分からない。意味不明。理解不能だ。
なんだ？海軍側は、私をどうしたいんだ？何を求めている？
ベッドの上で考え続けていると、
ｵﾂﾙ「あぁ。目が覚めたかい？」
私「……はい。取り乱してしまい申し訳ありません。もう大丈夫……かもしれません。」
ｵﾂﾙ「……そうかい。なら、良かった。……あんたさえ良ければ、白ひげの船でなにがあって、“あの子”が誰で、“あの子”が何をしたのか、……教えてくれるかい？」
その言葉には、有無をいわさぬ力があった。
私「………分かりました。お教えいたしましょう。まずは、“あの子”が船に乗ってきたときから……」
どうせ私に拒否権とか、黙秘権とかないのだろう。私はポツリポツリと話し始めたのだった。
:
:
ｵﾂﾙ「そうかい……そんな事があったんだね……辛かったろうに、一人でよく頑張ったね。」
優しく抱きしめられた。久しぶりの人の温もりに思わず目を細めてしまう。
しばらくの間、私は抱きしめられていた。……意外と、安心できた。
ｵﾂﾙ「あぁそうだ。Aあんた、もう動いても大丈夫かい？」
私「(さりげなく名前呼びされた…)はい。落ち着いたので大丈夫かと。」
ｵﾂﾙ「分かった。じゃあちょっと私について来ておくれ。センゴクから話があるからね。」
私「了解致しました。」
……聞かなくとも、私に拒否権とかないだろ。
心の中で反論しながら、私は素直にセンゴクの元へ向かった。
３０分後
私の目の前には、センゴクがいる。どうやら、私が倒れたあとお鶴さん以外の人達と話し合ったらしい。
なるほど、私を殺す為に話し合ってくれたのか？それはご苦労様。
ｾﾝｺﾞｸ「……天候使いの海姫A。お前………」
あぁ、私はついに殺されるのか………
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SYEHERA(プロフ) - ありがとうございます！続き頑張って書いていきます(*^^*) (2020年1月19日 22時) (
レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
Rose - いえいえ、私こそ無理言ってすいません 一気に更新して下さり本当に有難う御座います(*^▽^*) 続き楽しみにしてます (2020年1月19日 19時) (レス) id: 0f77344160 (このIDを非表示/違反報告)
SYEHERA(プロフ) - いえいえ(^^)私もこの作品を読んで貰えて嬉しい限りです…応援ありがとうございます！ (2020年1月19日 0時) (レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
Rose - 更新本当に有難うございます これからも頑張ってください (2020年1月19日 0時) (レス) id: 0f77344160 (このIDを非表示/違反報告)
SYEHERA(プロフ) - それなら良かったです！更新出来るだけ毎日頑張ります！ (2020年1月12日 10時) (レス) id: f380d1fbe2 (このIDを非表示/違反報告)
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