1. ページ40
今日は、グループみんなでの仕事。
雑誌の撮影が終わって、みーんなまとめて午後からオフになった。
こんな日めったにないから、今日の楽屋はいつも以上に騒がしい。
「なー知念。ご飯食べに行こうぜ？」
そう言って隣に来たのは涼介。いやいや、それは行こうぜ？じゃなくて「行くだろ？」じゃないかな。
もうお店も調べてあります。餃子あるから一緒に行きませんか？っていう画面なんだけど君のスマホ。
そんなに僕と行きたいの………(苦笑)
いつもなら僕にどこまでも尽くしてくれてる涼介に免じていってあげるところなんだけど、
「ごめんね。今日はだーめ。」
とかもったいつけて、そのお誘いをするりとかわす。
えへへっ。悲しそうな顔してるけど、今日は涼介の知念じゃないの。
「ちーねん！すっげー美味しそうなお店見つけたんだけど！！夜飯にはちょっと早いけどさ、行こうぜ？」
涼介に引っかからなかったから俺にもチャンスが？って顔に書いてあるよ。大貴。
大貴がチョイスしてくるお店は本当に美味しいご飯ばっかりだから。これもいつもなら行くんだけど、
「んー………また今度ね。」
「えー？」
僕のその返事を聞いた大貴は、つまらなさそうに、今度はいのちゃんを引っかけに行った。
……なんか、ごめんねいのちゃん。
こういう目線で見てると僕がモテモテみたいな構図だけれど、そんなことは無い。
いやまぁ、確かにサイフとして使ってるいちごくんはしょっちゅうしっぽ振りまいてくれるし、大貴ともよくご飯に行っておごってもらったりしてるわけだけれど、
それでも、両手に花、というわけでもなくて。
みんな、僕をかわいがってくれる、弟みたいに扱ってくれているだけなんだ。もちろん、僕の今日のお目当ての彼も、そうかもしれないけど。
「………ね、圭人、またあのカフェ行かない？」
そうお誘いをかけてみると、圭人は読んでた英書から目を上げてくれた。
「うん。いいよ。行こっか。知念。」
そして、笑顔を僕に見せてくれた。
こうしてお誘いをかけるのは一度や二度ではないけれど、
未だ1回も断られたことは無い。
僕が自分から人を誘うなんてあまりないことだから気づいてくれてるのかな？
それとも、ただ単に君が優しすぎるだけ、なのかな。
2.→←New York Cheese Cake. kt×cn
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 116人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あおの金平糖。(プロフ) - ありるんさん» いつも見てくださってありがとうございます！やまありですね！了解です！ (2019年1月3日 8時) (
レス) id: 151456d613 (このIDを非表示/違反報告)
ありるん - やまありが見たいです。大ちゃんが山田くんに甘える感じがいいです。できたら甘々がいいです。 (2019年1月3日 7時) (レス) id: 0223fc7bee (このIDを非表示/違反報告)
あおの金平糖。(プロフ) - yuriaさん» リクエストありがとうございます！すっごい亀更新なのに好きって言ってくださって光栄です！いのありですね！了解しました！ (2018年11月24日 1時) (レス) id: 151456d613 (このIDを非表示/違反報告)
yuria(プロフ) - リクエストいいですか？いのありお願いします！甘々できますかね？この作品大好きなので、これからも更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2018年11月24日 1時) (レス) id: 30859cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
あおの金平糖。(プロフ) - あゆたろうさん» ここではあおの金平糖。って呼んでほしいかなぁ……(苦笑)ほろ苦いのね。了解しましたー。 (2018年10月13日 20時) (レス) id: 151456d613 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおの金平糖。 | 作成日時：2018年8月13日 2時
