#131 ページ31
「俺、頑張るからなっ」と拠点から手を振ってわたしたち潜入班を送り出すスニョンさん。
送り出されたわたしたち潜入班は、不安に思いながらもプサンへと向かった。
余程疲れがたまっていたらしく、ジフンさんはまだ目を覚ましていない。
しかし、目を覚ましたからといってすぐにハッキングに復帰させる事はできないのだけど。
数時間、車を走らせるとプサンのとある町に到着した。
わたしたちは車内から降りると、ここにもあるという小さな拠点の中に入る。
至ってどこにでもあるような家だが、中に入りリビングでジョンハンさんが壁を何度か叩くとすぐ傍でなにかが開いた音が聞こえた。
隠し扉があったようで、壁に置いてあった本棚が動き、どこかへと続く廊下が伸びている。
「小さいけど、最低限の物は用意されているよ」
ウォヌさんがそう言う。
わたしはみなさんが先に行った後に続いた。
薄暗い廊下を歩いた先にあったのは、小さな会議室のような部屋。
そこには武器など、任務を遂行する上で必要なものは全て揃っていた。
「重かった〜」と言いながらチャンくんは抱えていた黒革のトランクケースを机の上に置く。
「それ、なにが入っているの？」
「ジスヒョンの新作と地図。あと、GPSも」
「そうなんだ。お疲れ」
「ありがとー」
わたしたちの傍で、ウォヌさんはモニターをつけると本拠点の会議室と繋がった。
画面にはスンチョルさんたちが映し出されている。
「今から指示を出すから、よく聞いていてね」
ソクミンさんはホワイトボードを持ってくると、今回の作戦を説明してくれる。
わたしたちは椅子に座ってそれを聞いていた。
今夜の3時頃にとある工場で取引が行われると、情報を受け取ったらしい。
その取引のタイミングでわたしたちが突入する、という事だが、ひとつ問題があった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 402人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ははは - モフるってウォヌが言ってるの想像したらやばい...可愛すぎて死にそう。あの犬を撫でる動画思い出した (2020年10月22日 5時) (
レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ごめんなさい。。ラボがラブホに見えた.../// (2020年10月22日 5時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
ははは - ジュンピ格闘www本当にストーリーうますぎる。。 (2020年10月22日 4時) (レス) id: 33eccdc675 (このIDを非表示/違反報告)
菜々子(プロフ) - yuinaさん» コメントありがとうございます！頑張ります(^^) (2019年8月28日 4時) (レス) id: 45070bf52f (このIDを非表示/違反報告)
yuina - 展開がすごく気になります！更新頑張ってください！ (2019年8月27日 14時) (レス) id: f033a0525e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菜々子
| 作成日時：2019年8月23日 12時
