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ーホシ 休み時間ー
HS「ねぇ！」
授業が終わったと同時にこちらへ振り向いてきたホシくん。
目が輝いている。
「なに？」
HS「俺と連絡先交換してよ！」
早い！実に早すぎる！
転校初日に、それに帰り際とかじゃないのに、まさか連絡先を聞かれるなんて思ってもみなかった。
HS「カカオ入れてる？」
「入れてるよ…はい」
私のを表示したらホシくん硬直。え？
私が首を傾げると彼は少し頬を染め、こう言った。
HS「俺実は機械音痴で、相手が登録してくれないとダメなんだよね」
なんでもできそうな雰囲気なのにこういう弱点があるなんて意外だった。
私がホシくんを登録して連絡先交換は終了。
用無しになったスマホをカバンに戻そうとした時だった。
ヴーヴーとスマホが震えた。
画面を見ると目の前にいるホシくんからで。
「も、もしもし」
HS「これからよろしくな！」
そう言って彼は直ぐに通話を切った。
もともと細い目をさらに細めて笑う彼は無邪気だ。
ますます意味が分からない。電話をかけてきた意味とは？
当の本人は嬉しそうにスマホを握りしめている。
ホシくんとのトーク画面には、たった10秒の通話履歴が残っていた。
テーマ《少しでも君と》
ーーーーーーーー
ーウォヌ 学校案内ー
WN「ここが図書室ね」
眠そうに案内してくれるウォヌくん。
なんで委員長になったのか？と聞いたら「俺しか適役がいない」と先生に言われたらしい。
優等生なんだろな。頭良さそうだし。
WN「で、ここが屋上。教官室に行って屋上開けてって言ったら開けてくれる」
「へぇ〜」
WN「でも屋上には人が来ないんだ。フェンスもボロボロだし、掃除も行き届いてないから」
WN「でも俺は特別」
そう言ってウォヌくんはポケットから鍵を取り出して屋上の鍵穴に差した。
…ん？先生が開けてくれるんじゃないの？
なんか言ってること違くない？
そんな私の疑問を膨らませるように、ガチャリと、屋上のドアが開いた。
屋上へ上がれば一定の場所はきちんと掃除が行き届いている。
ウォヌくんの特別という意味がわかった。
WN「俺、優等生なんかじゃないから」
多分定位置だろうそこへ寝転び、その隣のをトントンと叩いた。
なんだかいけないことをしてる様な気がして、思わず目を逸らしてしまう。
WN「ここに居るから。いつでもおいで」
彼は少し意地の悪い顔で笑っていたような気がした。
テーマ《優等生(仮)》
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ユナ(プロフ) - yuanさん» 素敵なリクエストありがとうございました！とても書きごたえ？があって楽しかったです！ (2020年4月28日 14時) (
レス) id: 0d98927cf7 (このIDを非表示/違反報告)
yuan - リクエストに応えてくださりありがとうございます！第二幕にまで広げてくださったので、読むごたえがあり、楽しかったです。これからのお話が、とても気になります!!楽しみにしてます。いい案が思いついたら、リクエストしますね！ (2020年4月27日 19時) (レス) id: 91cb2bad38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユナ | 作成日時：2020年4月1日 18時
