シスコン拗らせ病 ページ45
オッパの部屋で一緒にワインを飲み、そのまま一緒に寝ることにした。
たまにはいいだろ？と言われ、僕もあまり拒むことはなかったから大丈夫だ。
「っしょっと…」
兄「ほら、こっちおいで」
「…オッパ酔ってる？」
兄「酔ってないよwただ…寂しいだけ」
「あーはいはい、のろけのろけ」
兄「つれないなぁw」
うちの兄は彼女が居る。いつも月に2回ぐらいしか会えないから寂しいんだろうきっと。
僕の頭を撫でる手は大きくて、いつも安心させてくれる。
しばらく撫でられていると、急に手が止まった。
兄「…なぁA」
「ん？」
オッパの瞳は、不安の色が浮かんでいた。
何かあったのか？
少し緊張してしまう。
兄「Aに彼氏が出来たら俺気が狂いそうで怖い」
な に を 言 っ て や が る。
兄「俺相当シスコンだわ。中学の時も恋人出来ないように髪も短くさせたし、イケメンにならせたし！」
…うん、そうだね
兄「それでも告白しようとした奴は心霊スポットにぶち込んだし…」
…おっと？
兄「それに！それに！」
「もういいよ！？オッパもうやめよこの話！？」
さすがに怖すぎる！！
昔から僕に引っ付いてばかりの兄は、実は僕を魔の手()から守ってくれていたという。
なんとも重症だ。
だが、それを撤回するように「でも…」と話続ける。
兄「俺彼女できて、大切な人ができたから考え方も少しは変わったと思う。でも、まだ俺の妹でいて欲しいんだ」
兄「…まだ俺だけの妹でいて？」
初めて聞いた、オッパの本音。
その声は震えていた。
涙を我慢してるのか、それとも引かれることを恐れているのか分からないが。
それでも僕を誰よりも大切に思ってくれていることは分かった。
「バカだねオッパは」
そんなに心配か？僕はずっと
「…ずっと、オッパの妹なのに。恋人が出来てもそれは変わらないから安心してよ」
兄「…完敗だ」
オッパは僕には聞き取れない声でボソボソと呟いた。
「オッパ？」
声をかけると「んーん」とはぐらかされ、いつもの調子で僕の頭をまた撫で始める。
兄「A、おやすみ。俺の妹でありがとう」
「なんだよそれw…まぁ、おやすみ」
少しくすぐったい言葉だけど、とても心が暖かくなる言葉だった。
兄「…明日スンチョルに謝っとこ」
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ユナ(プロフ) - yuanさん» おおっ！ありがとうございます！今から書くのが楽しみです...！ (2020年4月1日 18時) (
レス) id: 0d98927cf7 (このIDを非表示/違反報告)
yuan - シュナのお家のお話、メチャメチャ気に入りました！ヨジャだってバレたことですし、シュナに認めてもらえるようにセブチが媚びるのはどうでしょうか？ (2020年3月29日 0時) (レス) id: 91cb2bad38 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - zinyonさん» ほんとですか！？ありがとうございます！喜んでもらえてほんとに嬉しいです！素敵なリクエストを下さりありがとうございました！ (2020年2月22日 20時) (レス) id: 0d98927cf7 (このIDを非表示/違反報告)
zinyon(プロフ) - リクエスト最高でした!ありがとうございました! (2020年2月21日 23時) (レス) id: 12d8f12549 (このIDを非表示/違反報告)
zinyon - ユナさん» 天才だなんてw他は全部ユナさんにお任せします! (2020年2月16日 14時) (レス) id: 12d8f12549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユナ | 作成日時：2020年1月3日 14時
