＊grate history2＊JT (ページ21)

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黙って教科書を見てる慎太郎

スマホをいじってる樹

たぶんちゃんと勉強してるのは大我くんだけだ

背もたれになってるベッドに

ぴょんと飛び乗ったら慎太郎と目が合う

ん？首を傾げる

慎太郎｢俺の妹もさー

夏はそんな感じだけど｣

そんな感じ？

樹も大我くんも慎太郎を見た

慎太郎｢足見えすぎ、勉強できねぇ｣

樹がブハハっと笑って私を見た

部屋着の短パンのままだったことに気づく

樹｢だってよ笑｣

｢あ、なんかごめん･･･｣

大我｢俺がそのまま引っ張って来たからね笑｣

ベッドの上のタオルケットを膝にかけた

慎太郎｢それもさー

男のベッドに上がっちゃいかんでしょ｣

｢え？｣

慎太郎｢簡単に上がっちゃ

ダメって言ってんの｣

｢え、なんなの慎太郎はお兄ちゃんなの？

私は妹なの？

急にどーした？

樹のベッドだよ？｣

慎太郎｢樹は男の子だよ｣

ドキンっと心臓が跳ねた

樹は男の子･･･

充分知ってるよ･･･

樹に抱かれた日の事を思い出して顔が熱くなった

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