＊grate history2＊JT (ページ16)

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私は登りたくないって言ったのに

いいから来いって言う樹に着いて登ったら

ほら登れるじゃん！って言われて

嬉しくなって頑張って頂上まで登った

降りる時怖くなって

降りれなくなったら

飛べって言われて

大丈夫って樹の言葉で飛んだら

見事に着地は失敗で

たまたまそこにあった石が

余計に怪我を大きくした

｢あの傷まだある｣

スカートをたくし上げて

膝の少し上にある怪我を見せる

樹｢でもさー、あれ俺のせい？

どんくさいお前と石のせいじゃね？｣

｢ちょ！酷くない？

慎太郎くん！酷いよね？！

絶対樹のせいじゃん｣

片手でスカートをあげたまま樹をバンと叩く

ヘラヘラ笑う樹を見てため息

大我｢こーら、スカートめくるんじゃありません｣

振り向くと大我くんが

ポケットに手を入れて歩いてきた

｢大我くん･･･｣

大我｢頭打ったの見えて

消えたから来てみたら、なんで足出してんの｣

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