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三十六話 ページ37

「……あ、風呂沸いたけど……」




そう言われてハッとする




……替えの服とか、ない






下着は何故か持ってきてたが





それを察したのか中原さんは私に背を向けて少し慣れたように





「俺の服使えば良いし、明日にでも姐さんに言ったら一式貰えるだろう」




そう言って何処か違う扉、恐らく寝室に行ってパーカーと緩めのズボンを渡された




「と、取り敢えずそれを今日はこれで我慢しててくれ」




そう言われて首を傾げる





「中原さんに貸してもらえるのに我慢なんてしませんよ?」





そういえば、中原さんは一寸口角を上げて下を向く





「と、取り敢えず入ってこい!タオルは……あー、二段目の棚だ」





「ありがとうございます」





そう言って案内されたお風呂場に行く





わー……広い……でも意外にシンプル






ジャグジーとかじゃなくてよかった……あれは少し苦手





二番目の棚からタオルを出し、服を脱いで眼鏡を外してお風呂場に入る






このシャンプー……高くて良いやつだ





ちゃんとリンスとシャンプー別々





お洒落に気遣ってるようだ





そう思いながら体を洗い、髪を洗いお風呂に入る






凄く落ち着く暖かさだった









中也said





お風呂場からシャワーの音が聞こえる




気を紛らわせる為にコンピュータを開き、出来るだけ仕事をする





今日は何だかんだ言って何となくAが心配で早めに切り上げて帰ってきてしまって少しだけ溜まっている





にしても……最低な妹だな






本気で殴りてェ




「あの、あがりました〜」





そう言って少しだけ大きいパーカーを来てタフそうなズボンを履いたAが出てきた





「あ、ああ!じゃあ其方の部屋が寝室だから寝とけ」




「え、私はソファーで……」





「良いから寝てろ!」




そう言って風呂場に行く





あー……調子狂う





断ってたら良かったのか?はあ……





色々ヤバいし……ちゃんと注意しなくちゃな……





姐さんと約束したしな、結婚するまでは絶対に何もしねェ





そう思いながら服を脱ぎ、風呂に入った

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ひぃ(プロフ) - 正直にいうと後半の妹サイドの話、私は姉側に入り過ぎて自分の様に体調壊すまで痛みますその話はどれくらいで終わりますか。終わっていたらそこから読みたいのですが、どこからか教えてください (2019年5月31日 7時) (レス) id: 8edac39d65 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» ええ、救いようがなくて何か言って入りたびに呆れてしまいます。救えないのです (2019年5月26日 20時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 居ますよね…救いようが無いからなぁ… (2019年5月26日 20時) (レス) id: b8888aeaec (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» そうなんですか?じゃあ……自信持って頑張ります!そうですね。そうなんですか?私のクラスでも居ますね……改心できたら良いのですが、そんな気楽なもんじゃないから嫌ですね (2019年5月25日 13時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - リュカさんは本当に凄いですね。自信持って良いですよ。おお〜ぶっ飛ばしますか。どれだけ可哀想な過去があっても、人を傷つけて良い理由にはなりませんからね。私のクラスにも妹みたいな子いるので、そう思うんですよ。でも、改心出来るなら別ですね… (2019年5月25日 9時) (レス) id: 3ade2c08c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュカ | 作成日時:2019年5月12日 15時

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