二十八話 ページ29
「首領……一体何用でしょう。樋口から連絡があり、首領が呼んでいると……」
「……成る程、役に立ちそうな異能だ」
「光栄です」
芥川さんはキョトンと此方を見ている
指名手配犯だけど……なんだかそう思えない
「芥川君、彼女が中原君の婚約者のA君だ。彼方の家とは縁を切ったから、丁寧に、ね」
そう言えば芥川さんは戸惑いながらも私に頭を下げたので私も下げる
「では……後は紅葉君だけだけど……」
「呼んだかえ？」
そう言って和風な服を着た女性が現れた
綺麗……
「ご足労ありがとう。集まってもらったのが他でもない中原君の婚約者の紹介と、ラ・フォーレについて聞いてもらうためだ」
「堂々と言って良いのかえ？」
「彼女は組織と縁を切った。それに中原君が好きになった相手だ。大丈夫だよ」
「おや……と言うことが其方が中也の……ふふ。私は尾崎紅葉じゃ。気軽に紅葉とでも呼んでくれ」
「は、はい……紅葉さん……」
そう言って握手をする
指細い……
「では、言ってもらえるかな？」
そう言われて頷く
「ラ・フォーレの敷地の迷路やらは全て私が幼少期に書いた空想絵でございます。それを異能者が再現し、侵入が不可になっています」
「じゃああの空間は異能かい？」
「その通りです。父の異能でございます」
「親子揃って異能者か」
「妹も持っております……が、戦闘ではない他は私にはあまり判りません。その迷路を抜ければ後は簡単でございます。幸い、親族は全てのルートを覚えていますし私が作ったので私も完璧に覚えています」
そう言えば森さんは考え込み
「全て辻褄が通る。父親の首領も異能力者との情報があったけど……警戒はいらなさそうだ」
「では……何時頃殲滅に？」
中原さんがそう言えば森さんはメスを出して、机に刺し
「そうだねぇ、君達の結婚してから。それか、A君に手を出した瞬間だ」
そう言われて条件がしっかり飲まれているのに安心する
「それでA君、君は本当に此方側になった。良いね？もしも裏切る行為や中原君を殺そうとした瞬間……」
「存じています。全ての情報を言った今、私の命は驚く程安いですから」
そういえば、森さんが頷く
「君は賢いようだ」
そう言われて少し嬉しい思った
もしかしたら、私の居場所は此処なのかもしれないと思って
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - 正直にいうと後半の妹サイドの話、私は姉側に入り過ぎて自分の様に体調壊すまで痛みますその話はどれくらいで終わりますか。終わっていたらそこから読みたいのですが、どこからか教えてください (2019年5月31日 7時) (レス) id: 8edac39d65 (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» ええ、救いようがなくて何か言って入りたびに呆れてしまいます。救えないのです (2019年5月26日 20時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
麗華三日月 - 居ますよね…救いようが無いからなぁ… (2019年5月26日 20時) (レス) id: b8888aeaec (このIDを非表示/違反報告)
リュカ(プロフ) - 麗華三日月さん» そうなんですか？じゃあ……自信持って頑張ります！そうですね。そうなんですか？私のクラスでも居ますね……改心できたら良いのですが、そんな気楽なもんじゃないから嫌ですね (2019年5月25日 13時) (レス) id: 996d91c156 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リュカ
| 作成日時：2019年5月12日 15時
