15-2.露天風呂と雄の目【リク】 ページ23
〆．
女の子から誘うのって、どうなんだろう。
と思いつつも、ちょっと試してみたくなる。
「のーぞむっ」
照れて、隅っこの方でカチコチになってる望に抱き着いた。
「！？！？！？」
「遠いから、寂しくて」
「へ、いや、ええ……」
望はそのまま少しの間目をぎゅっと瞑り、やがて、何かを決心したように深く息をした。
彼の行動全てが意味深だ。
「A」
「はーい？……んっ、？」
突然奪われた唇。
驚いて彼の顔を凝視すれば、その瞳は完全に「雄の目」となっていた。
「の、」
名前を呼ぶ暇もなく、また唇が覆われて、さっきまでの可愛い望はどこかへいってしまった。
いつもは私に触れたら手を洗わないくせに、私の後頭部と腰に手を回して、逃げられないようにしてる。
そして唇が重なるだけだったのが、次第に深く、もっとお互いを求めるようになっていった。
心臓が破裂しそう。
どっちの鼓動かわからない。
私も彼の首に腕を回して、完全に受け入れた。
それが望のスイッチを完全にオンにしたらしく、彼の唇は私のそれから離れ、首や耳たぶを愛し始めた。
「っ、」
ここは露天風呂だ。
客室とはいえ、外は外。
私は声を抑えるのに必死だった。
「耳、弱い？」
「やぁっ………そこで喋っちゃ、」
「んふ、かーわい」
初めて体を重ねた時よりも積極的で、なんだか意地悪。
耳ばかりを攻めるかと思いきや、くびれのラインをつーと指でなぞった。
「んぁ、」
「ここもあかんの？」
こんな望、知らない。
〆．
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林檎(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！！ニヤニヤしながら読んでます笑更新頑張ってください！ (2019年7月16日 22時) (
レス) id: 9baa2abd91 (このIDを非表示/違反報告)
みるくぷりん(プロフ) - 私、剣道部なのですが、ほんとに竹刀、防具匂います！クラスの友達にアンタこんなのつけてやってんの！？と、言われましたとさ笑 (2019年4月3日 22時) (レス) id: 5c6cbd628f (このIDを非表示/違反報告)
ゆーき(プロフ) - これ好き (2019年3月8日 1時) (レス) id: b98f2652d5 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - WEST大好きで緑と青とピンク色寄りのオールジャス民です最高です (2019年2月23日 17時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
たぬき(プロフ) - 淳太くんと流星が主人公を取り合ってるのが見たいです！ (2019年2月22日 22時) (レス) id: 9e0f7d62f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はゆな
| 作成日時：2019年2月14日 19時
