青色の願い事 (ページ17)

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北斗side
12:00 p.m.
北)(あ、お昼ごはんの時間だ)

リビングの時計の針が2つとも12を指してて、ハトさんが出てきたらお昼ごはんの時間って、樹兄ちゃんが教えてくれたんだ。あー、おなかへった〜！

北)じゅぃ〜！…れ？

遊ぶのに夢中になってたから、全然気づかなかった。…樹兄ちゃん、どこ行ったんだろ？

北)じゅぃ〜？いないない〜？どこぉ〜？

1階のトイレやお風呂にいないなら、2階の自分のお部屋かな〜？

北)じゅぃ〜？あ、いた！え、おねんねしてる？

階段の方へ行くと、畳んだ洗濯物を抱えて眠る樹兄ちゃんがいた。だけどよく見ると、床にぐしゃぐしゃになった洗濯物も散らばっている。え、どーゆーことだろ？

北)じゅぃ〜？こーんだのー？(転んだのー？)いたいたいねぇ〜

しゃがんで、樹兄ちゃんの顔を見ると、右頬のあたりが床にぶつけたのか、赤く滲んでいた。こんな時は…

北)いたいたい、とんれけ〜(とんでけ〜)

そっと樹兄ちゃんの頬に触れてみたんだけど、なんだかすっごい熱い気がした。

北)じゅぃ、あっちっち…起きて〜？いたいたいの〜？

よく優吾兄ちゃんや大我兄ちゃんを起こす時みたいに、樹兄ちゃんの体を揺さぶってみるけど反応無し。なんだか怖くなってきた。

北)じゅぃ〜！ｸﾞｽﾞｯ…(泣)おーきーて？