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『んっ………』
「Aちゃん！」「良かった！」「やっと起きたか」
目を覚ますと……見慣れない天井と共に視界に入ってくるのは近藤さんと沖田さんに山崎さん
「浪士どもに襲われるとは…俺の警戒不足だった！すまねぇAちゃん」
近藤さんは何も悪くないのに頭を下げてくる
「お腹の子も無事だよ！本当によかった……」
山崎さんが涙目で伝えてくれた言葉に安堵した……
「まさか桂が助太刀するたｧね…まぁそのおかげで土方さんは……」
『十四郎さんは……！？』
「トシはここだ……大丈夫。すぐに目ェ覚ますさ」
同じ病室にしてもらったのか私のベッドの隣で寝ている十四郎さんの表情は穏やかでちゃんと寝息も聞こえる
「Aを庇った時に爆風で飛んできた瓦礫に頭ぶつけたらしいですぜ？まっ、この人いつも頭から血垂れ流してんだから大丈夫だろｨ」
「そうそう！俺がジャスタウェイ工場で世話なった時も頭怪我してたしなぁ！ダハハ！」
「アンタも頭にでっかいのブッ刺さってたでしょうが」
三人のいつものようなやり取りのおかげで取り乱すことはなかった………
「んんっ…………うるせェ………」
「おっ！トシ！！起きたか？まったく寝坊助さんだな！」
「副長！早く屯所戻って書類仕事してもらわんといかんですよ！」
「A、立てるか？土方のヤローとお目覚めのキスでもしなせェ」
沖田さんに支えられながらベッドから出て十四郎さんの側に行った
『十四郎さん』
「あ゛？………………誰だお前」
『えっ………』
「は？」「ちょっ、副長ォ？」
「何寝惚けてやがんでｨ！」
十四郎さんは眉間にシワを寄せて私を見ている……その瞳にはいつもの温かさはなく氷のように冷たい
「誰だって聞いてんだろ！つーかお前も誰だ！」
今度は山崎さんを睨んでいる………山崎さんは目が点になっているけどたぶん私も同じ顔をしてる
「総悟。江戸に来てそうそう女捕まえたのか？ったく……姉貴が泣くぞ」
私と沖田さんを横目でチラリと見てはため息を吐きながら呟く十四郎さん
「トシ？！お前大丈夫か？！この子はお前の奥さんだろ？！」
「はｧｱｧ？！？何言ってんだ近藤さん！俺は血に生きてんだぞ！結婚なんてするわけねぇだろ………悪い冗談はやめてくれ」
鈍器で頭を殴られ…心を何本もの刀で刺され抉られたような感覚がして震える私と呆然とする三人を十四郎さんは不快そうに見つめた
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Zoo(プロフ) - なんぱんさん» なんぱんさｧｧｱん(；ω；)最近ほのぼの続きだったのでブッこみましたw泣かせてごめんアル( *´・ω)/(；д； )更新がんばりますーー！コメントありがとうね(ちゅき) (2020年9月27日 11時) (
レス) id: b2f3d14e7d (このIDを非表示/違反報告)
なんぱん(プロフ) - まってむり泣いちゃうTTこの幸せ絶頂期にこれはもう...更新楽しみにしてますTTTTTTTTTT (2020年9月27日 11時) (レス) id: e422bd51e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Zoo | 作成日時：2020年8月11日 19時
