【うらたぬき】たらしな君と私

冗談 ページ10

「じゃ、ゲーセン行こう」

『い、いく！』






浦田がゲーセンに誘うと食いついてきたA

浦田はゲーセン好きだなんて知らず、Aの意外な一面をみれて嬉しかった






「ゲーセンよく来るの？」

『うん、音ゲーが好きでさ』

「ふーん、じゃ、太○の達人」

『私得意だよ』






もちろん設定を鬼にしてやる



Aの知らなさそうな曲ばかりを入れる浦田だったが、全部クリアされてしょんぼりしていた





「なに、そんなに得意とか聞いてない」

『得意って言ったじゃん』

「お、そうだ、プリクラ撮ろう」

『え、やだ』

「撮るぞ」





浦田は嫌がるAの腕を掴んでプリクラの中へ入っていった

Aは写真が苦手なのだという





「大丈夫、プリクラだから可愛くなれるって」

『そーゆーわけじゃなくてさ…』




Aが渋っている間にお金を400円いれてさっさと始める浦田

そして選択するのはもちろんカップルコース




『…っ、』




400円払ってもらって申し訳ないのと、カップルコースを迷わず選ぶ浦田に困惑するA


ほしてそれを見てにやける浦田






「カップルコース選んじゃったし、それの通りにポーズとる？」




ちらりとポーズを見やればAの顔はみるみるうちにあかくなる


ハグだとか、頭ぽんぽんだとか、そりゃあ恋する乙女にはハードルの高いものばかりだった


声も出せないAに浦田は冗談、と笑う







『(冗談にきこえないっての…)』

「(冗談じゃ、なかったんだけどな…)」









『(浦田はよく分からない…)』


＿＿＿＿でも、冗談じゃ、じゃなかったら良かったのに

両→←謝罪

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