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11. ページ11

〆.



「私、重岡くんのシャンプーがすごく好き。気持ちよくて、一生このままでいいやって思うの」



「うん」



「なのにいつの間にか、重岡くんを好きになってたの」



「……うん」



「週に一度の、たったひとつだけの、楽しみだったの」



それがないなら、死んでもいい。生きる理由がない。



「重岡くん、私のこと、迷惑だと思ってたんじゃないの?」



「なんでやねんな」



「シャンプーしか頼まないんだよ?」



「そんな客もたまにおるし、俺は嬉しかったで?」



「でも………」



私がなぜそう思ったのかを話すと、



重岡くんはため息を吐いた。



「勘違いは可愛ええけど、誤解されたら俺が困るわ。俺の気持ち、ちゃんと理解して?」



頬を、むぎゅ。



「週に一度の楽しみ。Aとはレベルがちゃうかったかもしれんけど、俺やって、Aに会えるんが楽しみやった」



「…………………」



「シャンプーだけの関係でも、俺は、Aのことを本気で想ってる」



「重岡くん………」



「Aと同じ気持ちやのに、もう、気持ち抑えられへん」



苦しかった胸の痛みが



心地よいトキメキとなって体に響く。



彼が撫でると傷や痣の痛みは引き、落ち着いた気持ちになれた。



「A。俺は、Aのことが好き。俺と付き合って?」



「本当に私でもいいの?」



「当たり前やろ?A以外は嫌やから」



私の人生、この人に委ねたい。



〆.

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設定タグ:ジャニーズWEST , 重岡大毅   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:はゆな | 作成日時:2020年4月8日 21時

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