ACT171.夢世界〜寺川夢香〜 ページ27
不思議な空間に剣城はいた、辺りは真っ暗で何も見えない。
剣城「どこだ、ここは・・・。」
？「よっ、京介。久しぶりだな。」
この声はと振り返り見るとそこには夢香がいた。しかも当時の姿ではなく中学生として成長した姿で。
剣城「夢香！？。」
夢香「寝てるとこ悪ぃけど、伝えてぇことがあって来た。」
真剣な表情で言う夢香に剣城も真剣になる。
夢香「まず、姉貴の中にあるあたしの人格はもうすぐ消える。」
剣城「何！？。」
夢香「元々は姉貴が作り出した偽者、だからタイムリミットがあったんだよ。もうすぐって言うけど早くて明日の試合だな。」
剣城「・・・やはり、いずれは消えちまうんだな。」
夢香「あたしはもうこの世で存在しない身だ、いつまでもいるわけにはいかねぇんだ。でも姉貴自身は認めたくねぇんだよ。」
剣城「お前は、咲凛が他に悩んでることも知ってるのか？。」
夢香「・・・まあな、だけど姉貴自身の問題だ。」
剣城「俺にも、何か力になれねぇのか？。」
剣城はそう聞く。
夢香「お前がやれることは１つ、支えることだ。」
剣城「支える・・・ことだと？。」
夢香「お前ならやれる、姉貴のこと頼んだぞ。」
夢香は微笑みながらそう言った、そして辺りが光に包まれた。
剣城はそこで目覚めた、そして自分の腕の中に咲凛が眠ってることに気付く。
剣城「・・・夢か。」
窓の外には少しずつ日が昇っていた、明け方のようだ。
剣城「夢香、俺はやってみせる。俺が咲凛を、闇から引き釣り下ろしてやる。」
剣城はそう言うと咲凛の髪、そして額にキスした。そしておもむろに机を見るとコンパクトブローチが置かれていた。
剣城は大事にしてたんだなと微笑んだ。
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春空 - あおいさん» ありがとうございます！！。そう言っていただいて嬉しいです！！。 (2021年11月14日 13時) (
レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 最初から最新話まで読ませていただきました！とても面白くてこの先どういうお話になっていくのかとても気になります！これからも更新頑張ってください！ (2021年11月13日 22時) (レス) @page40 id: fde09eb5f8 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - すみません (2021年11月6日 8時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - アサリさん» 更新停止をするなんて一言も言ってませんが；；。 (2021年11月6日 8時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - 無理はしなくていいですけど更新停止はしないでください (2021年11月5日 19時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
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