ACT161.面影〜瞳〜 ページ17
そのボールは咲凛の所へと転がり止まった。咲凛は無言でボールを拾う。
影山「すみませーん。」
咲凛「・・・はい。」
影山「ありがとうございます。」
咲凛はボールを影山に渡した。
咲凛「あなた、ドリブルやシュート以外のことはやってないのですか？。」
影山「えっと・・・リフティングもまだ上手くできなくて;;。いつも数回で落としちゃうんです。」
影山は苦笑いで言う。
咲凛「・・・リフティングで大事なのはボールの動きをよく見ること、それから体感のバランス感覚の維持よ。」
影山「体感のバランス感覚ですか？。」
咲凛「試合の動きは常に予測不可能。ボールだって思いがけない方向に行くこともあるし、体の動きだって怪我に繋がる可能性もある。」
影山「なるほど、勉強になります！！。」
咲凛「っ・・・！！。」
咲凛は息を飲んだかのような表情になる。
影山の純粋で輝く瞳、状況によってコロコロと変わる表情。
咲凛「(夢香と、重なってしまう・・・。)」
性格なんて間逆なのにと思う。
咲凛「(私はまだ、夢香の面影を追っている。それが他人の瞳だとしても・・・。)」
影山「あ、あの。大丈夫ですか？。」
ハッと気付き咲凛は気にしなくていいですと言うと練習に入った。
天馬「寺川さん、どうしたんだろ？。」
剣城は勘づいていた、彼女の表情が誰かと重なって見ていたのを。その寂しそうな表情はきっと・・・。
剣城「(夢香と重なって見えて、寂しさが消えねぇんだな。)」
おそらく何らかのアドバイスをしたのもそのせいだろうと剣城はそう思った。
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春空 - あおいさん» ありがとうございます！！。そう言っていただいて嬉しいです！！。 (2021年11月14日 13時) (
レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 最初から最新話まで読ませていただきました！とても面白くてこの先どういうお話になっていくのかとても気になります！これからも更新頑張ってください！ (2021年11月13日 22時) (レス) @page40 id: fde09eb5f8 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - すみません (2021年11月6日 8時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
春空 - アサリさん» 更新停止をするなんて一言も言ってませんが；；。 (2021年11月6日 8時) (レス) id: b7944ac591 (このIDを非表示/違反報告)
アサリ - 無理はしなくていいですけど更新停止はしないでください (2021年11月5日 19時) (レス) id: af09d471c0 (このIDを非表示/違反報告)
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