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雄英高校二日目。今日は戦闘訓練で、お父さんが授業を見てくれるらしい。
今は更衣室で入学前に要望を出しておいたヒーロースーツに着替えている所。
『……スーツ、だよね？』
私は特に要望を出さなかったというか、回復とかできる魔術が個性としか書かなかった。そのせいなのかシスターをイメージしたらしく、腰まで丈のある花の飾りがついた白いヴェールを頭に付け、繊細そうに見える白いドレスは魔術による火や水、風などから肌を守ってくれる素材のよう。因みにスリットが入ってるけど一応膝下丈。
腰に黒いコルセットを着けているせいかやけに胸が強調されてしまっているような気がするけど…。
靴下は黒いニーハイソックス、靴は白のショートブーツ。ブーツは耐水性に優れているみたい。
「わああ〜！！Aちゃんのスーツめちゃんこ可愛いやんかあ！ヒロインって感じ！私要望全然書かなかったからパツパツスーツになってもうた…」
慣れない格好にもじもじしていたらお茶子ちゃんが話しかけて来てくれた。
『ありがと…えへへ、お茶子ちゃんのスーツも凄くかわいい！フォルムが何だかこう…癒し系かな？とっても似合ってるよ』
「えへ〜…照れるう」
可愛いなあこの子は〜…と思ってついほっぺをちょんちょんしてしまった。柔らかい。とても。ほっぺもうららか。
スーツで動き回るのは恥ずかしいけどヒーローになったら必ず着なくちゃいけないものだから慣れなければ。
ーーー
少しでも地形を理解しておこうと思い、お茶子ちゃんより先に演習場へ来たけれど、まだ誰も来ていないみたいで入り口付近を散歩していた。
(全身新品だからなあ、今のうちに慣らしておかなきゃ)
頭にヴェールを付けるのも初めてだし動き辛くないかなと試しにくるくる回ってみる。
思っていたより軽くて柔らかい素材のようで動いても特に不自由さは感じなかったし激しく動いても簡単には取れなさそう。
良かった、と安堵していると赤髪の男の子が演習場へ入ってきた。
(そういえば名前…切島くんだっけ？試験の時一緒だった筈だけどあの時は黒髪だったような…)
『切島くん』
トコトコ歩いて彼に近づいて声をかけてみる。
「ん、その声は五月雨…って うお、かわいいなオイ…」
『！えっ あ、えへへ…ありがとう…製作してくれた人の趣味丸出しっぽいよね…』
「いや、まあ…似合うからいんじゃね？」
切島くんはチラチラこっちを見ながら顔を赤くしていた。
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なさ(プロフ) - 夜月 零夜さん» コメントありがとうございます！まだまだ未熟者ですが頑張ります！！ (2020年2月11日 13時) (
レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
なさ(プロフ) - ありささん» ありがとうございます！とっても天然な主人公ちゃんですが気に入っていただけて嬉しいです！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
なさ(プロフ) - レーナさん» 返信昨日ある事に今更気付きましたすみません…！応援ありがとうございます！頑張ります！れんこん！ (2020年2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 零夜 - 面白かったです！更新頑張ってください!! (2020年2月7日 16時) (レス) id: 3da7626fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - すごく面白い！主人公ちゃんが可愛い！頑張ってください！ (2020年2月5日 23時) (レス) id: 171cb6aee9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なさ | 作成日時：2020年1月29日 3時
