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40P ページ41

『出久くん、…ごめんね、…小さい頃の事だから私もよく覚えてないの』


返答に困る父を遮るように私が答えた。


「そ、そうなんだ…。…こっちこそごめんね…こういうの…あんまり言いたい事じゃないもんね…」

『ううん、全然大丈夫。…むしろ今まで黙っててごめんね、私の事で気を遣わせたく無くてさ…』

「いや…そんな…」


覚えていないのは嘘になるけれど、元々は違う世界で暮らしててこの世界に来たら体が縮んでましたなんてそんな簡単に言える事じゃない。
誤魔化すように笑ったら父がコホン、と一つ咳払いをした。


「…なんていうか、まあ…なるべくAと私が親子である事は内緒にしててね。世間に公表してしまうとこの子がヴィラン達に狙われてしまう可能性があるからね。…自分で自分の身を守れるなら良いけど、まだその力も無いからね」

『うう…頑張るます…』

「凄い個性を持ってるとは思いますけど…バリアとか飛行機を浮かせたりとか…」

『一応…回復もできるよ』

「! すごいや…!本物の魔法使いみたいだ!」

「サポートスキルはしっかりしてると思うのだけどね…、…と、いけない。話し込んでしまったね。もう7時だ。そろそろ帰って学校行く支度をしないとじゃないかな?」

「あ!ほんとだ…!!すみません!じゃあ僕はこれで!!また明日よろしくお願いします!!Aちゃんはまた後でね!」


父がスマホをポケットから出して時間確認するともうそんな時間で。出久くんは慌てて走って帰って行った。


『うーーーん』

「? どうしたんだい?」

『私の魔術ってもっと攻撃したりとか出来るのかなあって…思ってね…』

「…出来る…んじゃ無いかな。今まではバリアとか回復とか人を守る為に使っていたから…ヘドロの時くらいだよね、風の攻撃してたのは」


そういえばあの時使っていた。ヘドロは吹き飛ばせたけれど、きっとそんなに威力自体はなかったと思う。更にうーんと唸りながら考えこんでいたら父が少し笑って言ってくれた。


「…誰かを守る事も大切だけど、自分の事も守れる力は本当に大事だよ。自分を守る為の攻撃、…これが出来るようになるとまた一歩、ヒーローに近付けるんじゃ無いかな?」

『なるほど…自分の事を守らなきゃ誰かを守る事も出来ないものね…』

「まあ、そういう事だね」

『…頑張ろう』




.

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作品ジャンル:ファンタジー
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なさ(プロフ) - 夜月 零夜さん» コメントありがとうございます!まだまだ未熟者ですが頑張ります!! (2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
なさ(プロフ) - ありささん» ありがとうございます!とっても天然な主人公ちゃんですが気に入っていただけて嬉しいです!ありがとうございます!頑張ります! (2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
なさ(プロフ) - レーナさん» 返信昨日ある事に今更気付きましたすみません…!応援ありがとうございます!頑張ります!れんこん! (2月11日 13時) (レス) id: f613967be2 (このIDを非表示/違反報告)
夜月 零夜 - 面白かったです!更新頑張ってください!! (2月7日 16時) (レス) id: 3da7626fa3 (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - すごく面白い!主人公ちゃんが可愛い!頑張ってください! (2月5日 23時) (レス) id: 171cb6aee9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なさ | 作成日時:2020年1月29日 3時

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